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成人病

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「クローン病完治まで

小西竜二 32歳 2009年4月5日

 潰瘍性大腸炎と診断されたのは、2004年の3月でした。数週間前から便に血が混じるようになり、始めは痔だと思い、市販の薬を使用したのですが、良くならず、「これは、ただの痔ではないかもしれない」という漠然とした不安を覚え、検査を受けたのです。聞き慣れない病名を聞いた時は、そのうち治るだろうと楽観的に考えましたが、その後自分で調べるうちに、現代医学では治らないと言われている難病だという事を知り、大変ショックを受けました。

 これは、私が一般的な胃腸科でクローン病と診断され、その後3年を経て、松本医院にて完治するまでを記録した手記です。現代医学ではクローン病は治らない病気と言われていますが、松本先生は私の病気を実際に治してくださいました。

 (私は口癖のように『死なない限り全ての病気は治せる』と豪語しています。なぜこんな大胆で傲慢な言葉を吐けるのでしょうか?それは小西竜二さんが私を信頼してくれている以上に、私は小西竜二さんの免疫の働きを100%信頼しているからです。つまり、病気を治すのは医者でもなく薬でもなく、実は患者さんの免疫だけが治していることを世界でただ一人知っているからです。

遠方から来られた人がしばしば私に向かってとっても嬉しいことを言ってくれます。『名医が高槻にいるから難病を治してくれる』と。その名医とはもちろん私のことです。ところが私が名医であるのではなくて、患者さんの免疫が名医なのです。この全ての人間に与えられている免疫の働きである名医を抑えない限りあらゆる病気は治るのです。現代の医療は、とりわけ現代のお薬は、まさにこの名医の働きをなきものにし、やってはならない免疫を抑えるという悪事ばかりを働いています。

 免疫学を勉強すればするほど、人類を守ってきた免疫の働きが、感嘆しすぎることができない程の最高の神からのプレゼントであることがすぐに理解できます。人類の小賢しい頭脳から生まれた薬が如何に悪事を働いているかがわかります。とりわけ最近は免疫の働きが分子レベルで理解されるようになりました。免疫の働きの全てが分子レベルで解明されたと言っても過言ではないのです。

 基礎医学が人間の免疫の働きを完璧に捉えたにもかかわらず、治療という応用免疫学の分野においては、この基礎の免疫学の知識が毎日毎日悪用されています。つまり異物が人体に侵入してから先天免疫がこの異物を認識し、これを後天免疫に橋渡しをし、最後は後天免疫を働かせ、抗体を作るという、えもいわれぬ絶妙な働きの全てが解明されてしまったのです。ところが免疫の働きの全ての段階が解明されればされるほど、間違った医療がますます広がってしまうのです。なぜでしょうか?人間の免疫の働きは完璧に合目的であり、その為にこの上もなく複雑で精妙であるにもかかわらず、この働きを止めたり乱したりすることのみに日夜専念しているのはなぜでしょうか?つまり、38億年かけて進化してきたこの完璧な免疫の働きを高めたり増進したり援助したりすることが医者の仕事であるにもかかわらず、全く反対のことをしようとしているのが現代の薬であり、現代の医者なのです。なぜこんな馬鹿なことが許されるのでしょうか?答えは極めて簡単です。製薬メーカーは免疫を邪魔する薬、つまり止める薬しか作れないからです。

 毎日毎日新聞紙上に医学の発展が報じられない日はありません。治せない病気に対して治せる手がかりが見つかったという報道が毎日されています。にもかかわらず治せない病気である難病が増えるばかりであります。病院は患者さんで満ち溢れています。どうしてこんな矛盾した現象が起こり続けるのでしょうか?答えは簡単です。免疫を抑える薬しか作れないからです。つまり免疫を上げる薬が作れないので、薬で病気を治すことは永遠に不可能なのです。ただ例外が二つあります。それはワクチンと抗生物質であります。

 さて原点に戻ってみましょう。病気とは何でしょうか?これも答えは簡単です。人体に不必要な異物が侵入してきたときにそれを排除しようとする正しい免疫の働きに見られる症状のことを病気だといえば一番わかりやすいでしょう。となれば、病気とは否定的に捉えるのではなくて肯定的に捉えるべきものではないでしょうか?つまり排除されるべきものは侵入してくる異物であり、病気そのものではないのです。言い換えると異物が人体に侵入しない限り、免疫の働きは行使される必要はないのです。この世から人体に必要な5大栄養素と水と空気以外の異物が存在しなければ、病気は絶対に起こらないのです。言い換えると、病気を起こす原因、つまり免疫の敵は人体に不必要な異物なのです。

 さて、異物には何があるでしょうか?2種類しかありません。ひとつは、病原細菌であり、ウイルスであります。これらはワクチンと抗生物質で征服されてしまいました。つまり、間単に殺すことができるようになったのです。このために人類の寿命は飛躍的に延びました。ふたつめは何でしょうか?アレルギーと膠原病です。この原因はまさに近代科学が作った化学物質であります。この化学物質が人体に侵入したときに、まずそれをIgEを使って排除しようとする免疫の働きの症状がアレルギーとなるのです。それでは膠原病とは何でしょうか?IgE抗体を使ってアレルギーで出すべきものを、IgG抗体を使って排除しようとするときに見られる症状を膠原病と言っているのです。それではなぜ膠原病が起こるのでしょうか?答えは簡単です。免疫を抑えるからです。

 同じ異物を排除するためには、2つのやり方があります。ひとつめは殺して排除するやり方と、ふたつめは異物をそのまま外部へ排除しようと試みるが、結局は有害でないということが分かれば、排除するのではなく最後は共存するという結果に終わる排除の仕方です。

 ひとつめのやり方は、生きた異物を殺すためです。このときIgG抗体が必要なのです。殺してしまえば終わりです。ところが死んだ異物を排除するのはどうしたらいいのでしょうか?もちろんそのまま人体外へ出せばよいのです。これがアレルギーのIgEの働きなのです。それでは無限に死んだ異物が侵入し続けたらどうなるでしょうか?人体の免疫は無限にアレルギーを起こし続けるでしょうか?違うのです。死んだ異物は無害であるので最後は共存することを選ぶシステムが人体の免疫に温存されているのです。これが自然後天的免疫寛容なのです。これが二つ目のやり方なのです。

 それでは、なぜ殺さなくてもよい異物に対して、人体ははじめから自然後天的免疫寛容を起こさないのでしょうか?答えは簡単です。人体の免疫は生きた敵であるか死んだ敵であるかを見分けるシステムを持っていないからです。というよりも、次のように言った方が分かりやすいでしょう。万一、生きた敵が侵入しても人体は生きた敵自身を認識するのではなくて、大食細胞や樹枝状細胞などの抗原提示細胞が、まず生きた敵を貪食してから、その生きた敵の一部をT細胞に提示して初めて抗体を作ることができるのです。つまり生きた敵も殺して、断片にしてから初めてIgG抗体が作れるのです。言い換えると、人体に入る前に生きていようが死んでいようが、どんな異物も結局は生きた異物の断片は死んだ異物と同然ですから、抗体を作るときには生きているとか死んでいるとかは関係ないのです。

 いずれにしろ全ての異物に対して抗体を作るときには、まずIgGが作られ、クラススイッチして最後はIgE抗体を作るシステムが免疫の厳然たるやり方なのです。この免疫の働きが愚かな人間の作った薬を使わない限りは、スムーズに進み起こるべくして自然にクラススイッチが生じ、膠原病などは起こらないのです。

 もちろん免疫を抑えるのは薬だけではありません。ストレスによって人間は鬱にならないために自分の副腎皮質から大量にステロイドホルモンを出し続けることがあります。この自分が作ったステロイドによって、免疫を抑え続けて膠原病になってしまう例も多々あります。従って、膠原病は次のように定義できます。死んだ異物が人体に侵入し、免疫を抑制することによってクラススイッチができなくなり、アレルギーを膠原病にしてしまうと言えます。

 それでは膠原病を治す方法はどうなるでしょうか?これも極めて簡単です。免疫を抑えずに自然にクラススイッチをさせて、IgGをIgEに変えてアレルギーを起こせばよいだけです。アレルギーはどのようにして治すことができるでしょうか?言わずと知れたことですが、免疫寛容を起こしてその異物と共存すればアレルギーは治ってしまいます。ここで追加しておきましょう。臨床において世界で初めて免疫のクラススイッチと免疫寛容を見つけたのは私ですが、基礎の免疫学においては高名な学者が見つけました。免疫のクラススイッチを見つけたのは文化勲章受章者である京大の名誉教授でおられる本庶佑であります。免疫寛容を見つけたのは文化功労賞受賞者である東大の名誉教授でおられる多田富雄であります。なぜこのような基礎の事実が臨床で認められないのでしょうか?高名な学者の怠慢なのでしょうか?私にはわかりません。)

 私の場合、クローン病と診断される前に痔ろうになりましたので、長くなりますがその時点から書き始めたいと思います。もちろんこの時点で私は松本先生のことは全く知りませんでした。

 (クローン病は潰瘍性大腸炎と比べて痔ろうが見られることが多いといわれています。いずれにしろ、私はクローン病の中に潰瘍性大腸炎が含まれていると考えていますから、痔ろうも直腸や肛門の炎症の結果生じたものですから、炎症が高度になれば起こりうることです。
私は常々、医者達が恣意的に素人には分からないろくでもない病名をつけて楽しんでいるのではないかと考えています。患者に難しい病名をつけて治らない病気だと思い込ませ、治さないどころか病気の拡大再生産を行い、患者さんを脅かしているように見えます。クローン病にしろ、潰瘍性大腸炎にしろ、病気の原因は同じなのです。病気の原因は全て環境汚染化学物質であり、人間にとって異物であるのです。つまり腸管の結合組織に付着した異物である抗原をIgGで排除しようとして膠原病になっただけなのです。この抗原は食べ物に含まれて侵入してきた化学物質であるハプテンと、それに結びついた食べ物の蛋白、つまりキャリア蛋白の両者が結びついたものが抗原となっているのです。何も自己の免疫が自己の成分を攻撃している自己免疫疾患では決してないのです。そもそもこの世に自己免疫疾患とはありえないのです。自己免疫疾患についてはこちらを読んでください。

 私がクローン病や潰瘍性大腸炎を治すことができるのは、何も私が特別な名医であるからではありません。患者さんの免疫の本質を完全に理解していると同時に、このような病気の原因を知っているからです。つまり、免疫は完全無欠であり、人体に5大栄養素と水と酸素以外の異物が侵入したときに免疫の働きが開始されます。この戦いの決着の仕方は2通りあります。ひとつはその異物を殺さなければ、自分が死んでしまうので殺す以外にない戦いと、もうひとつは異物であっても殺されることがないので、共存できる異物との戦いの2通りであります。殺さねばならない敵は、今ときめいている豚インフルエンザウイルスや鳥インフルエンザウイルスであります。これらの敵に対する戦いは死ぬか生きるかのどちらかであります。しかし化学物質は大量に入れない限りは、最後は共存が可能なのです。共存するようになることを自然後天的免疫寛容というのです。

 元来、化学物質はIgEで処理されるべきものでありますが、免疫を抑制し続けるとIgGの世界に戻ってしまい、膠原病となってしまいます。この膠原病のひとつがクローン病なのであります。免疫抑制には実は2つあります。ひとつは医者から頭痛薬や痛み止めや抗アレルギー剤やステロイド剤や女性ホルモンなどを投与されて、IgEの世界からIgGの世界に逆クラススイッチする場合と、もうひとつはストレスに耐え、鬱状態にならないように、交感神経を刺激してさらに副腎髄質ホルモンであるアドレナリンや、副腎皮質ホルモンであるステロイドホルモンを出し続けると、免疫が抑制され続けてIgEのアレルギーで戦うべきものが、IgGに逆クラススイッチして膠原病となってしまう場合であります。
 
ましてや膠原病になって戦いの証拠である症状を出し続けているときに、この症状を楽にするために、ステロイドをはじめとする免疫抑制剤を使い続ければ使い続けるほどクラススイッチは不可能となり、永遠に膠原病の世界にとどまり、アレルギーは出現しないのであります。アレルギーが出現しない限りは、絶対に自然後天的免疫寛容は起こりえないので、クローン病も難病に指定されることになります。まさに医者が作った病気であり、治る病気を治らなくしているのです。)

痔ろう手術を受ける

 仕事で非常に忙しい日々を過ごしていた2005年の春、肛門に違和感を感じるようになりました。

 (この患者さんが膠原病になった理由は、やはりストレスです。資本主義社会はお金が全てです。お金がなければ生きることさえ不可能です。ましてや豊かさや贅沢は絶対に無理です。お金のために人は働き続けます。四六時中、交感神経を高めてアドレナリンやステロイドホルモンであるコルチゾールを出し続け、免疫を抑え続けている間に、知らず知らずのうちに異物を認識する能力の高いこのような患者さんは、膠原病の準備をし続けるのです。)

当初は市販の痔の薬 (全ての痔の薬にはステロイドホルモンが入っています。ステロイドホルモンを入れなければ、痔の痛みは絶対に消えないので、必ず薬局の薬にはステロイドが入っています。効かなければ二度とその薬を買わなくなるからです。医者が出す薬もステロイド一色ですが、薬局で出す薬もステロイドに優るインチキ万能薬は他にないのです。)を塗っていましたが、1週間ほどで急速に痛むようになったため、近所の肛門科で見てもらったところ切れ痔と診断されました。しかし、その直後から激痛を伴うようになったため別の痔で有名な病院で診てもらったところ、痔ろうと診断され緊急で手術を受けることになりました。 (痔ろうは大便が通る肛門の通路に炎症が起こり、細菌感染が生じ、さらに炎症が波及して肛門の周囲の皮膚の間に新たに道ができ、肛門と皮膚が行け行けになったものであります。)

 これが2005年の8月終わりのこと。診断としては2型の痔ろう。最初に診てもらった肛門科で早急に痔ろうと診断されていれば1型で済んでいたのではないかと悔やまれました。そして9月に入り手術を行うため1か月入院。ちょうど仕事で忙しさのピークを迎えた時期でしたので、今から思えばあの激務がたたったのではないかと思いますが、当時の私には何も分からずただ言われるがままに入院し、そして手術を受けました。当初、痔ろうの患部は1か所だけと思われていましたが、手術中にもう1か所が見つかり2か所を同時に切除。約20日間の入院を経て退院前に受けた大腸検査にて、大腸から小腸へ20cmくらい入ったところ周辺、盲腸の辺りに炎症が見つかりました。

 (盲腸にある虫垂も代表的な腸管のリンパ節のひとつであります。リンパ節は異物の集積場であり、Tリンパ球やBリンパ球や樹枝状細胞や大食細胞などが集まり、抗体が作られる場所であると同時に、抗体のクラススイッチをしたり、さらにT細胞やB細胞の遺伝子を突然に高度に変異させて、抗原と結びつく度合いを強めたりする極めて大切な器官です。そしてそこで異物との戦いが繰り広げられる一大戦場となるのです。言い換えればリンパ節がなければIgGもIgEも作られることがないのです。つまりクラススイッチも起こりえないのです。盲腸は大腸に侵入してくる異物を除去するための関所と言っても過言ではないでしょう。小腸には無数のリンパ節やパイエルパッチがあるのに、なぜ大腸のリンパ節についてはあまり問題にされないのはなぜでしょうか?それは簡単です。大腸に到達するまでに食べ物はほとんど吸収され、同時に異物も処理されてしまっているからです。従って大腸の仕事はほとんどが水分を吸収するだけだといわれます。従って大腸の粘膜はあえて敵と戦う必要もないためだからでしょう。

 一方、小腸にはパイエルパッチというリンパ節が無数にあり、ここで異物を捕らえて、それをIgEで処理すべきかIgGで処理すべきかを決める場所と言えます。無数にある小腸のパイエルパッチで処理できなかった異物を、大腸の入り口である盲腸のリンパ節で最後に処理することになるのです。小腸や大腸の粘膜の細胞の結合組織に異物が溜まると、これを排除しようとしてパイエルパッチや虫垂で作られた抗体が、リンパ管や血管を介して運ばれていきます。IgGで処理しようとすると、消化管アレルギーという形で下痢になります。ところがIgGで処理しようとすると膠原病としての下痢となってしまいます。消化管アレルギーの場合は下血はめったに見られないのでありますが、クローン病や潰瘍性大腸炎の場合は粘血便がよく見られます。

 この違いはどうして起こるのでしょうか?答えは簡単です。アレルギーの場合は、抗原とIgE抗体と肥満細胞の3者が合体すると、肥満細胞からヒスタミンが出て、血管の透過性を高めて血管から水性成分が大量に出て行き、下痢になるだけです。一方、膠原病の場合は異物とIgGと貪食細胞の3者が合体すると、貪色細胞から様々な酵素や活性酸素や他の様々な化学物質が出され、周りの組織を破壊し、リンパ管や毛細血管を破壊し、痛みが現れ、また炎症産物は粘血便となって便に出て行きます。

 消化管アレルギーに際しては、水溶便はよく見られ、絶対に粘っこい血液の混ざった便は見られませんが、クローン病や潰瘍性大腸炎の場合に粘血便がなぜ見られるのでしょうか?腸管の粘液は杯細胞という粘液分泌細胞で作られます。同時に痛みも感じたりするのです。IgEの世界で行われるアレルギーの場合はこの粘液細胞は破壊されることはないのですが、IgGを用いて炎症が起こると、杯細胞が破壊され過剰な粘液が分泌されるのみならず、周辺の毛細血管も破壊されるためです。その結果、粘っこい血液の混ざった便が出るのです。

 IgEのアレルギーの臨床症状とIgGの膠原病の臨床症状の違いは、結局どこから生ずるのでしょうか? それはすでにお分かりのように、IgEとIgGのそれぞれが結びつく細胞の違いによるものだけです。IgEが結びつくのは肥満細胞や好酸球や好塩基球であり、IgGが結びつくのは貪食細胞といわれる好中球や大食細胞(マクロファージ)であります。肥満細胞や好酸球や好塩基球の3つは、異物を排除するための仕事をするだけであり、殺すことはできないのです。ところが、好中球や大食細胞は殺すための仕事だけが与えられているのです。この働きの違いが、臨床症状の違いを生み出すのです。)

クローン病を知る

 大腸検査の後、担当の先生と話した中で、一般的に自分のように比較的若いのに関わらずコレステロールが低く、やせ型でよく下痢になり色白のタイプの場合、クローン病の可能性が高いと言われました。 (このような体形はクローン病を起こす原因ではなく、クローン病になったために見られる結果なのです。ちょうどこれは愚かな皮膚科の医者が、アトピーが起こる原因は乾燥肌であるとほざくのと同じことです。皮膚が乾燥するのは、皮膚から異物を出すために痒みを感じさせる免疫の働きが引っかき傷を起こさせ、その結果皮膚に無数の小さい穴が開き、そこから感じられない汗を出し続けるためなのです。)

 クローン病はよく痔ろうを併発するらしいので、自分の場合痔ろうが同時に2か所発生している事からも、クローン病である可能性が高いため、大腸検査中に採取した大腸の細胞検査をし、その結果が出てから今後のことを考えることになりました。(痔ろうができるほどクローン病は潰瘍性大腸炎よりも炎症の度合いが強いからです。痔ろうができるまでにいくつかのプロセスが必要です、まず腸管の粘膜の表層で炎症が起こると、漿液性の炎症がまず起こり、さらに奥深くに炎症が起こると潰瘍が起こり、さらに炎症が進むと肛門周辺の皮膚に穴が開くというわけです。それではなぜ潰瘍性大腸炎がさらに根深いクローン病になるのでしょうか?それは免疫の抑制が強すぎてリバウンドを繰り返すためです。)

 クローン病の名前を聞いたのはこの時が初めてで、当時は何も知らなかったので何とも思いませんでしたが、クローン病という病気が本当に恐ろしい病気だということを聞かされ、その後自分で調べるようになりました。

 (今現在に日本において恐ろしい病気などというのはありません。衛生法が進み、実践されているので、異物が人体に入る余地がほとんどない上に、栄養が全ての人にいきわたり、免疫を作る蛋白が不足している人などは誰もいないからです。ただ豊かになったがゆえに新たなる問題がでてきました。一つ目は豊かさを支える近代化学工業が世界を支配するようになったからです。ここで生産された化学物質が毎日毎日無限大で入ってきます。さらに豊かなために日本では食べ過ぎるほど食べることができ、化学物質が満載された食べ物を摂り過ぎて栄養過剰となると同時に、化学物質過剰の体を作っています。

 この化学物質を排除するために、免疫の働きが活動し始めます。このときに免疫の働きが抑制される社会となってしまったことが二つ目の問題です。人々は豊かさを続けるために社会全体が競争社会となり、幼稚園から学歴競争が始まり、ストレスが子供の頃から始まります。良い生活を続けるために名門大学を出ても名門会社に入ってもなお出世競争が待っています。この間、人はストレスをかけ続け、交感神経を常に緊張させて、ストレスホルモンを出し続けている間、免疫を抑え続けます。

 このように毎日毎日化学物質という異物が最大限侵入し、免疫はアレルギーで排除しようとしても免疫を抑えられるために膠原病の形で戦いを挑みます。近頃、アレルギーのみならず様々な膠原病が増大しているのも無理のないことです。人間が自然を支配できるという傲慢さの為に、人体のみならず地球全体がおかしくなり始めています。人間も自然の一部であることを思い起こすべきです。いずれ傲慢な人間の頭脳と欲望は自然界から復讐を受ける日が近いことでしょう。)

 実は私は当時からベジタリアンだったため、自分のようにベジタリアンの人がクローン病なるのは非常に珍しく、その点について先生は疑問に思っていましたが、今後の食生活は今まで通りにベジタリアンでいる事を薦められました。

 (何もクローン病は肉食を好む人に起こるわけではありません。ただ肉は蛋白が多いので化学物質を運ぶキャリア蛋白が多く含まれ、ハプテンである化学物質がこのキャリア蛋白と結びついて免疫に認識されやすいためです。しかしながら野菜も大量の化学物質が入っている上に、蛋白も含まれています。しかもこの化学物質は人体に入ると、人体の様々な蛋白と結びつき、免疫に異物として認識されるのは何も不思議ではないのです。

 私は今の臨床医学はねずみ講のようなものだと思っています。基礎医学で知られた免疫の真実を悪用し、無知な大衆をたぶらかして治る病気を薬という毒薬を入れて治さないようにし、医療界の利益のために死ぬまで病気を治さないようにして、病気を拡大再生産して楽しんでいるように思えます。儲かるのは製薬メーカーであり医者であり病院であり医療界全体であります。今世間を騒がせているサブプライムも一種のねずみ講でありますが、経済界のねずみ講は必ず破綻します。なぜならば無限に金を作り続けることができないからです。ところが医療界のねずみ講は、ずるい人間と無知な人間が存在する限りだまし続けることができるのです。しかも人間の生命は遥かにお金よりも大事ですから、何とか病気を治したいと思い医者にかかるのですが、専門知識を持った医者に対して無知なる一般市民は弱みを抱えているものですから、医者の思いのままになってしまいます。病気を治しているのは決して医者でもなく薬でもなく、結局は自分の体の免疫が治していることを誰も気がつかないのです。

 この世に名医などとは存在しません。この世にミラクルドラッグという薬も存在しません、名医は全ての人の体に住んでいます。免疫という名医であります。皮肉なことにこの世の全ての医者も薬もこの名医の働きを傷つけているだけです。この患者さんのクローン病を治したのも、私でもなく漢方薬でもないのです。この患者さんの免疫という名医が治したのです。ただ私はその名医の働きを邪魔することなく、漢方で免疫の働きを助けてあげただけなのです。

 この世に治らない病気などとは存在しません。死なない限り病気は全て治るのです。癌は死んでしまうからこそ治せないのです。早かれ遅かれほとんど全ての人は癌で亡くなるでしょう。私も近いうちに癌で死んでしまうでしょう。癌で死ぬことは何も悲しむことではありません。癌については別のところで詳しく書きたいと思います。)

 その後、細胞組織検査の結果が出て、クローン病の細胞は見つかりませんでしたが、まだ絶対にクローン病ではないとは言い切れないと言われ、さらにコレステロール値が低すぎるので、小腸に何か問題がある可能性が高いため、それ以来クローン病の専門の先生に診てもらうことになりました。一応、クローン病の細胞が見つからなかったということで、とりあえずは安心しましたが、しかしその後慢性的な下痢が続くようになったのです。

 (クローン病の特異的な細胞というものはあるわけではありません。免疫学を勉強すればすぐわかることなのですが、腸管から侵入した異物がパイエルパッチというリンパ節で捕えられ、それを排除しようとする抗体が作られ、小腸の結合組織に蓄積した異物を殺そうとするときに見られるIgGが主体の免疫反応ですから、一般的な非特異的な炎症に過ぎないのですから、何もクローン病の細胞が見つかるはずもないのです。

 ここで小腸の粘膜の構造について一言触れておきます。粘膜の表面は上皮細胞という細胞がぎっしりと敷き詰められています。細胞と細胞は隙間がないのです。隙間があるとそこから異物がどんどん入ってきますから隙間があると困るのです。ただその上皮細胞を裏打ちしているのが粘膜固有層といわれる結合組織であるのです。異物は一般には細胞の中に入ることはできません。というのは、腸管の上皮細胞は必要な成分だけを取捨選択して取り入れているからです。例えば炭水化物は糖分に、蛋白はアミノ酸に、脂質は中性脂肪として吸収されるのです。ところがこの時に十分消化できなかった蛋白などが化学物質と一緒に吸収されてしまい、これが体内の様々な結合組織に血管やリンパ管を通じて運ばれて結合組織に沈着し、これを排除しようとする免疫の戦いが膠原病として認識されるだけなのです。いずれにしろ、化学物質との戦いという膠原病の症状というものは突然に出現するわけではなく、徐々に醸成され、あるレベルに達したときに初めて臨床症状や自覚症状として出現するのです。)

慢性的な下痢

 2005年10月に痔ろうの手術から退院してから数カ月後、下痢が慢性的に続く様になりました。この間、クローン病の可能性もあるということで主治医に定期的に見てもらっており、ロペミンやサイレイトウ、ビオフェルミン、タンナルビンなど漢方も含め様々な下痢止めの薬を処方されたのにも関わらず、ずっと下痢が続いたままでした。主治医の診断では、このように痔ろうを発症して慢性的に下痢が続くのはクローン病の可能性が高いが、細胞組織検査ではシロという結果が出たため、今の時点でクローン病とは断定できない、というものでした。私個人としては、仕事やプライベートでもストレスの高い日々が続いていましたので、このストレスさえなくなればきっと治るだろうと気軽に考えていましたが、もしかしたら本当にクローン病なのではないか、という思いも日に日に増していきました。

 (この患者さんはとても聡明な人です。まさにストレスが常に免疫を抑制し、徐々に徐々に免疫の働きを高め、本格的なクローン病へと突き進んでいたのです。交感神経が強い昼間の生活は、生きるためにストレスホルモンを四六時中出しながら免疫を抑制し、仕事が終わった後に交感神経の働きが副交感神経優位の休息の体勢となり、休息の時間となり、このとき免疫の働きが活発になり、症状が激しくなるのです。

 あらゆる病気について言えることですが、症状は免疫の働きが活発になってはじめて出現するという事実を他の医者は誰も知りません。もちろんこの免疫の働きの出発点は、異物がなければ始まりません。異物という刺激があって初めて免疫が目覚めるのです。そして排除の戦いが始まり、自覚症状と共に臨床症状が出てくるのです。他の医者はこの事実を無視して、漠然と免疫の働きが弱いから、何となく病気になるような言い方をします。このような考え方には3つの誤りがあります。ひとつは症状が病気だと考える間違いです。ふたつめは、このような症状が出る原因について、全く考慮しないという誤りです。3つめは症状を抑えれば病気は治ったと思い込む点であります。さらに4つめを加えれば、免疫が弱いから病気が起こると考えるならば、なぜ免疫を高める方法を模索しないのでしょうか?今述べたことは実は現代の臨床医学が常に犯している誤りであり、この間違った考え方が医療界を毒している根本的に間違った考え方なのです。松本医学はこの間違った弱点を徹底的に追究し、その結果、難病といわれる全ての病気を治せることに気がついたのです。つまり、症状はあくまでも正しい免疫の働きの結果見られるものであり、この免疫の働きの原因を追究し、病気の原因はふたつしかないということを見つけ出し、従ってこのふたつの病気の原因を人体の免疫自身が処理する解答はふたつしかないということを見出したのです。

 ひとつめの原因は殺さなければ自分が死に至ることになる感染症を引き起こす細菌やウイルスであります。つまり敵である細菌やウイルスを殺してしまえば病気は治るという答えです。二つ目の敵はまさに死んだ異物である化学物質に対する戦い方です。この敵は人体を殺すことはできないがゆえに、共存が可能なのです。これが自然後天的免疫寛容による解決法であります。アレルギーと膠原病は全て化学物質によるものでありますから、免疫を抑えない限り免疫寛容を起こすまで戦いを支援してあげればよいのです。ところが免疫を抑える薬しか作れないので、医者は免疫寛容という免疫の働きを全く無視して症状を抑え続けます。抑えた分だけ化学物質は体内の結合組織にますます蓄積する上に、かつ抑制された免疫細胞は遺伝子を変えられてしまうので、遺伝子を修正されるまでは寝かし続けられるだけです。いわば免疫の力をいつでも爆発する状態にし続けます。

 なぜこんなことが起こるのでしょうか?それは免疫は記憶のシステムであるからです。免疫系は戦う敵をいつまでも覚え続けると同時に、途中でその働きを止められてもそれを修復する力があるからです。とりわけ免疫の働きを抑える薬の中で一番強いのはステロイドです。このステロイドはまさに免疫の働きを司る遺伝子を変えてしまうのです。無理やり変えられた遺伝子の働きは必ず時間の経過の中で修復されるのです。他によく効く全ての免疫を抑える薬は多かれ少なかれ遺伝子の働きを一時的に変えるだけで、必ず修復されて再び免疫の力が取り戻されます。これがリバウンドというものです。私の仕事はこのリバウンドを如何に上手に処理するかであります。ステロイドを使わない限り、正しい免疫の働きはそれほど強くないので、臨床症状や自覚症状は大したことはないのですが、何十年も免疫を抑制する現代の医療を受けてきた人は、そのような間違った治療をやめるとリバウンドが必ず出現します。現在から過去にわたって免疫の抑制が解除されていきます。つまり免疫がどんどん強くなっていくのです。それと共に症状がどんどんひどくなります。こんな当たり前のことを他の医者は口にしません。それは彼らが自分達が作った症状であることを知っているからです。自分たちの医療が責任であることを知っているからです。つまり医者や薬が作った病気であることを知っているからです。この事実は世界中の医療界が口を閉ざして決して表に出さないのです。ただ患者さんだけが身を持って知っているのですが、専門知識を持った医者に真実を突きつけても勝てるわけはないので、最後は私のところへ来るのです。これは言わば世界的な最大の医療の談合といえます。しかしこの最大の談合は永遠につぶすことはできないでしょう。なぜならばこの真実が露見してしまうと、世界中で70兆円も稼いでいる製薬業界が破綻し、かつ医者の仕事がなくなるからです。

 

 臨床医学というのは何も難しい学問ではありません。素直に人間の免疫の働きを勉強すれば病気を治すことほど簡単なことはないのです。アレルギーも膠原病も何も免疫の間違った働きではないのです。地球が生まれて48億年、最初の15億年間は生命はありませんでした。その後の15億年の間は核のない細胞の微生物がいました。つまり30億年経ってやっと核を持った細胞が生まれたのです。その時代が今まで15億年経過したのです。この30億年の生命の進化の中で徐々に免疫系が出来上がり、私たち高等脊椎動物の免疫系が完成したのです。

 この免疫系の働きを間違えたと誰が言う資格があるのでしょうか?免疫系の働きの一部だけを捕えて、その一部の働きを抑えることがどんな罪多きことであるかを誰も認識していません。異物を入れない限りは病気などは決して起こりえないのに、その原因も考えずに免疫を抑制するというとんでもないことを医者がやっております。ちょうど大便が汚いものであるからといって便を出すことをやめさせるようなことを平気でやっているのです。許しがたいことですが私にはどうにもできません。

 顔が醜いからといって無理やり顔の形を変えたりすることをしますか?頭が悪いからといって脳を入れ替えるようなことをしますか?遺伝子が劣等であるからといってその遺伝子を変えるようなことをしますか?免疫を抑えるということは今言ったことと同じことしているのです。免疫はショックのような死ぬか生きるかのときにしか抑制してはいけないのです。)

 このころから食べ物にさらに気をつかうようになり、日々の食事を記録して下痢にならないようにいろいろ食べ物を変えたりしてみました。特に乳製品を食べると症状が悪化しましたが、しかし一般に消化が良いとされている食事内容でも下痢が続き、明らかに普通ではなくなっていました。このような状態がおよそ半年間続き、その間主治医には継続的に見てもらっていましたが、しかし、診察の結果は毎回「もうしばらく様子をみましょう」でした。主治医としては慎重に診断するつもりだったのでしょうが、その間にも私の症状は進行していき、いつまで経っても改善の兆候がみられません。2006年の4月ごろはほぼ毎日下痢で、1日に3回トイレへ行くこともしばしば。主治医に対する私の信頼も薄らいでいき、他の先生にも見てもらった方が良いのではないかと、ついに別の病院で検査をしてもらうことにしました。

 (私はクローン病であろうが潰瘍性大腸炎であろうが、自分の食べたいものは普通に食べてよいと言っています。もちろん食べて飲んで症状が悪くなるものは控えた方がよいと言っていますが、それはただ単に症状がひどくなると困るから控えましょうという意味合いだけです。根本治療には関係がありません。それどころか免疫のクラススイッチを行うためにも、ある程度の抗原を入れ続ける必要があるからです。

 アレルギーの治療でも同じことが言えます。喘息の人で犬や猫の毛につく化学物質に対して喘息発作を起こす人がいます。このような時も絶対に犬猫を飼ってはいけませんとは言いません。もちろん死ぬほどの喘息発作が起こるならば犬猫を家庭で飼うことを避けたほうが良いとアドバイスはします。喘息発作で死んでもらうと元も子もないからです。しかしあらゆる所に見られるハウスダストやダニが運ぶ化学物質に対して喘息を起こすときに犬猫を排除しても意味がないからです。いずれにしろこのような化学物質はあるレベル以上体内に侵入して初めて免疫のクラススイッチが行われ、さらに自然後天的免疫寛容が行われるからです。)

クローン病と診断される

 慢性的な下痢が続いていた2006年の5月、近くの大病院にて検査を受けました。検査内容は胃カメラと大腸カメラ。そしてその結果、ついにクローン病と診断されました。この時点で、私はすでにクローン病のことも色々調べていましたし、ほぼ間違いなくクローン病だろうと思っていましたのでそれほどのショックは無く、それどころかそれまでの半年間、原因がよく分からないまま下痢止め薬を飲み続けていましたので、明確な診断がついたことにホッとした感さえありました。しかし、私の母親など、周りの人たちにとってはとてもショックだったようです。 (クローン病にしても潰瘍性大腸炎にしても、内視鏡や大腸透視によって診断がつけられるのですが、実を言えば血液検査でもわかるのです。炎症がひどい人はリウマチと同じ結果が出ます。リウマチの場合は関節腔内での炎症ですから、この炎症産物が血管に吸収されて採血をすれば様々な炎症所見が確認できます。しかしながら腸管の炎症は粘膜の上での炎症ですから、腸管に炎症産物が排除されるので血管に吸収されるのが少なくなるので、よほど重篤でないと血液に炎症所見が出ることが少ないのです。これはちょうどアトピーで全身の皮膚の炎症があっても、炎症所見は全く出ないことが多いのと似ています。しかしながらアトピーでも感染が関与したりするときにCRPや血沈が陽性になることがあります。しかしこれはアレルギー反応によって出た所見ではなくて、感染症による所見である場合がほとんどです。クローン病と潰瘍性大腸炎を鑑別する特異的な検査はないのは当然だと考えます。ただ内視鏡検査などで視覚的にそれぞれ診断しているだけであって、印象診断程度のものだと考えています。ちょうどこれは乳幼児の皮膚の症状を診断するときと同じことです。乳幼児のアトピーはまず最初に乳児湿疹と診断され、次に脂漏性皮膚炎と診断され、最後にアトピー性皮膚炎と診断されるのと似ています。これらの診断は全て恣意的な印象診断に過ぎないものですから信頼できません。)

 このとき処方されたのはペンタサとエレンタールでした。先生の説明ではエレンタールを経口摂取するのは味の面でなかなか難しいが、しかしこの2つはクローン病治療ではまず基本となるものだからしっかり頑張って飲み続けてください、と言われました。処方されたエレンタールの量は1日2パック。この時点で私の体重は54.8Kgでした。

クローン病治療で有名な病院へ

 (現代の有名な病院は有名であればあるほど自信を持って治る病気を治せないようにしているだけです。一般大衆は異物が体内に侵入してそれを排除しようとする症状が全ての人が持っている絶対的に正しい免疫の働きであるということさえ知らないし、免疫のメカニズムについて全く何も知りません。ましてや医者が病気の本質を知らないにもかかわらず、勝手に医者は知っていると思い込み、有名な病院へ行けば治してもらえると信じ込む以外にしようがないので医者に身を任せてしまいます。治るどころか抑えてはいけない免疫を抑え続け、正しい遺伝子を変え、免疫の働きのみならず全ての臓器の働きを徐々に徐々に侵し続け、自覚症状的にも他覚症状的にも訳の分からない状況を作り出していきます。

 しかも薬は人間にとって異物ですから、この異物を排除しようとして免疫は戦いを始めます。ときには薬疹という名のアトピーを出現させ、ときには薬剤性喘息を生み出し、ときにはショックを起こして死に至ることもあります。このような症状も出て当然なのです。なぜならば今述べたように薬は人間にとって異物ですから、免疫は遺伝子の命令により正しい反応をしているわけです。従って全ての薬に副作用があって当然なのです。それは薬が人間にとって異物であるので、それを排除しようとするのはまさに正しい反応です。この正しい反応を副作用と言っているにすぎないのです。

 いわゆる病気は異物を吐き出すための正しい免疫の反応であるのにもかかわらず、病気は恐れられていますが、実は恐れられるべきは病気の原因そのものなのです。同じように副作用を恐れるべきではなくてその副作用をもたらす原因である薬を恐れるべきなのです。つまり私の言いたいことは、病気や副作用を恐れるのではなくて、その原因である異物を恐れるべきなのです。

 病気にしろ副作用にしろ、この言葉は医者にとって非常に都合の良い言葉です。例えば『病気を治す』とか『副作用のない薬を使う』とかいう言葉で病気や副作用の本質を隠すことができるからです。このような言葉は、病気を起こす原因や副作用をもたらす原因をいつも曖昧にすることができるのです。実は病気は目に見える症状と考えられているので、病気を治すのは症状が取れれば治っていると思い込ますことができるのです。

 既に病気とは一体何かについては書いたのでありますが、病気を治すというのは症状の原因を殺すか共存するかしかないのです。同じように副作用がない薬などというのは絶対にないのです。患者さんが医者にだけ手に入る薬の能書きを読めば、それこそ卒倒するでしょう。副作用のオンパレードなのです。しかし患者さんが副作用はないのですかと聞くと、医者は即座に『ない、ない』と答えるのが常です。

 この6月から薬事法が変わり、薬を3つに分類しました。安全な薬はコンビニでも売れるようになったのでありますが、安全な薬などというのは実は皆無なのです。登録販売者や薬剤師が如何に親切に顧客に薬の効能や使い方を教えても、全ての薬は人間にとって異物であり、免疫を抑えるものですから、やはり症状を取って治ったと患者に信じ込ませるペテン薬となってしまうのです。特に店頭に売られている風邪薬などは全く100害あっても一利もないからです。というのは風邪のウイルスを殺すのは薬ではなくて人間の免疫だけなのです。逆に薬は免疫を抑えて症状を取るだけですから、ますます免疫の働きが落ち、ウイルスが死ななくなってしまうのです。店頭の風邪薬を飲みすぎてこじらせ、気管支炎とか肺炎になって当院に来られる人もたくさんいます。

 本当に免疫を助ける薬はワクチンと抗生物質だけなのです。しかし、ワクチンも抗生物質やワクチンはコンビニでは取り扱いできないものですから、最近の薬事法改正は国民のためだといいながら、実はコンビニが儲かるだけの本末転倒の改悪であります。とにかく病気を治すのは薬ではなく全ての人が持っている免疫なのです。

 薬の副作用について戻りましょう。副作用が今述べた薬疹のようなものである限りはIgEのアレルギーの世界でありますが、免疫を抑え続けると薬という異物をIgEで吐き出すことができなくなり、いわゆる免疫の逆クラススイッチが起こり、IgGの世界にとどまります。つまりBリンパ球はIgEを作ることができなくなり、その前のIgGだけしか作れなくなり、同じ薬という異物をIgGで処理しようとすると膠原病になってしまうのです。このために薬の効能書きを読むと、あらゆる膠原病が副作用として書かれてあります。副作用はまるで原因不明であるかのように書かれていますが、なぜ薬の副作用が起こるのかについても、以上のように全て説明が可能なのです。

 とりわけ薬の一番大きな副作用は死を招くことでありますが、アレルギーによる場合はショック死であり、膠原病による場合は間質性肺炎と急性腎不全によるものであります。もちろん薬そのものが持つ細胞毒性による肝機能不全や腎機能不全による死がもたらされるのも時に見られることであります。世界で一番個人が薬を使用している国は日本です。国民皆保険の為に簡単に薬が手に入るものですから、まるでデザートのごとく日に3度一生飲み続けさせるのは日本しかありません。製薬メーカーが日本の医療を仕切っているので、政府もマスコミも薬の怖さを一般大衆に教育する機会を絶対に持たせないからです。残念です。毒薬でない薬はひとつもありません。

 毒薬でも原因を除去する薬はあります。それはワクチンであり抗生物質だけです。なぜならば病気の原因で一番恐ろしいのは感染症であるからです。その中でもウイルスは一番手ごわいのです。今世間を賑わせている豚インフルエンザ騒ぎも、ワクチンがないからです。ワクチンがあればウイルスも全く怖くはないのです。病気の原因は感染症で始まり感染症で終わります。もっと的を絞れば、一番怖い病気の原因はウイルスであります。これから先も人類の敵はウイルスで始まり、ウイルスで終わることでしょう。ウイルスはこれから先も永遠に人類の敵となり続けるでしょう。なぜならばウイルスは人間の免疫では対抗できないほどものすごいスピードで増殖し、変異を続けるからです。しかもウイルスの本体はDNAやRNAのような遺伝子であるからです。遺伝子を殺すことは絶対にできないからです。)

 ペンタサと1日2パックのエレンタールでクローン病の治療を開始してから約1カ月後のある日、ふくらはぎが急に筋肉痛になり39度の発熱、その後継続的に37度から38度の微熱が続くようになりました。病院で診察してもらったところクローン病の症状で腸に炎症が起きており、それが原因で発熱しているといわれました。CRPは4でした。対処としてエレンタールの量を1日4パックに増やしてもらい、依然食事をとっていましたが中々熱が下がりませんでした。このころからインターネットでクローン病患者の方たちと情報を交換するようになっていたため、その方たちに相談したところ、こういう場合には食事は一切取らず、エレンタールのみにした方が良いとアドバイスされました。また、クローン病の治療で有名な病院を紹介していただき、そちらにかかった方が良いと言われました。アドバイス通りにしてみたところ3,4日ほどで熱が下がり、やはりクローン病の専門医でないとこういった場合の対処に不安があると思い、紹介してもらった病院で診てもらうようになりました。 (発熱が起こる原因は感染症と膠原病しかありません。この有名な病院でどのような治療をしたために熱が下がったかについては触れられていませんが、おそらく抗生物質を服用したのではないかと思われます。というのは膠原病に38度以上の高熱が見られるのは、強い免疫抑制剤(ステロイドやプロトピック)を長期に使用し、そのような薬をやめた時であります。離脱症状のひとつといえます。この患者さんはペンタサも服用していたわけですから、やはり膠原病による炎症や潰瘍の傷から細菌が感染したと考えられます。)

3年間のエレンタール

 こうしてクローン病の専門医の下、私のクローン病治療が始まりました。治療内容は基本的にエレンタール。体調が良い時は消化の良いクローン食といわれる食事をとっていましたが、時々下痢になるためその時はエレンタールのみ摂取する、という治療方法でした。当初、約半年間はペンタサを飲んでいましたが女性化乳房が発症したため飲むのをやめ、特にそれによって症状が悪くなることもありませんでした。 (能書きを読むと、エレンタールの副作用として女性化乳房については一言も触れられていませんが、まさに製薬メーカーが思いもしなかった副作用であったのです。つまり何らかの形で体内に女性ホルモンが増えたのです。ペンタサとの相互作用であったかもしれません。エレンタールの副作用のひとつに、ショックも記載されていました。エレンタールのような人間に絶対必要な栄養成分だけしか入っていない医薬品でも、極めて危険な副作用を生じることがあるということを私もはじめて知って驚きました。やはり成分以外に防腐剤や賦形剤などの異物が入っているからでしょう。)

 体重は最も低い時で54Kgでしたが、半年後には63Kgまで回復しました。ただし、これでクローン病が治癒するわけではなく対症療法であるため、永遠にこれが続くのだと覚悟を決めるしかありません。いつの日かクローン病が完治する薬が開発されるまで、エレンタールで我慢するしかないと思っていました。 (薬で治す病気などは永遠に生まれることはないでしょう。抗生物質とワクチンが人類誕生以来の死の原因である感染症が99%制圧されたので、一般大衆は病気は薬で治すものだと信じ込んでしまいました。この誤りを教育機関、とりわけ専門家集団である医学部の先生方が間違いであることを啓蒙すべきであったのですが、製薬メーカーと医学部の教授との癒着がいつまでも続いているものですから、誰も真実を語ろうとはしません。世の中は資本主義ですから真実であっても損をするようなことは絶対に口にしません。犯罪者は犯罪を犯しても絶対確実な証拠がない限り自分にマイナスになることは絶対吐かないのが常であります。人間の遺伝子は快楽になるための遺伝子ですから、真実が不快である限りはできる限り隠そうとするものです。医療界はまさに都合の悪い知識を独占しているので、全ての利益を得ている医者が真実を語らない限りは永遠に“嘘”がまかり通り続けるでしょう。遺伝子病以外は全ての病気は治るのです。もっとも肉体の病気は、あとは感染症とアレルギー膠原病と成人病しかありませんが、これらは全て治ってしまうのです。)

 1年ほど経過した時点で、QOL向上を目的として夜間のエレンタール経鼻経管法も始めました。このころになるとクローン病患者として完全に板についてきていましたが、毎年の特定疾患の更新のために受ける大腸検査が辛く憂鬱でした。他のクローン病患者の方たちとの交流も深まり様々な情報をやりとりするようになり、プレドニゾロンやレミケードなど、クローン病の治療に使われる薬についての知識も増えました。しかし結局のところ一番はエレンタールを続けることであり、如何に食事を我慢しエレンタールを飲み続けるか、が最も大切なポイントと理解していました。このような治療が松本医院へかかるまでの3年間続きました。 (なぜエレンタールが一番の治療法であったかを説明しましょう。エレンタールは具体的にどんな原料から作られたかを考えれば答えは出ます。味の素の関連会社で作っているものは、原料は40種類あるようです。この原料から成分を抽出するのですが、農薬などの化学物質はある程度除去されるはずですから、原料を直接食べるよりも遥かに農薬や他の化学物質が少なくなります。それだけ抗原となる農薬が減るので免疫の反応は少なくなります。従って炎症が減り、見かけの症状は楽になるからです。この患者さんが食べている他のクローン食は普通の食べ物と変わりませんから、その中には農薬をはじめとするハプテン化学物質が入っているので、やはり炎症は続くのであります。完全にIVHといって鎖骨下静脈からのみ点滴栄養を続ければ完全にクローン病や潰瘍性大腸炎の症状はなくなりますが、このような栄養補給を一生続けるわけにはいかないので意味はありません。しかしIVHを続けられる数ヶ月間は完全に症状は消えてしまうでしょう。IVHをやれば全てのアレルギーや膠原病の症状は簡単に消えるでしょう。なぜならば人体に異物が入らないのでアレルギーや膠原病は絶対に生じないのです。)

知人からアトピーを治す先生の話

 2008年の春、とある知り合いからアトピーを治せる先生が大阪にいると松本医院のことを紹介してもらいました。実はその頃私には半年ほどになる息子がいまして、アトピーで悩んでいたのです。当初、アトピーは現代医療では治せないと思っていたのですが、半信半疑で松本医院のホームページを読んでみますと、アトピーだけでなくリウマチも治せると書いてあり興味をひかれました。リウマチもクローン病も発症原因は同じということは知っていましたので、ひょっとしたらクローン病も治せると言うのではないかと思ったのです。 (リウマチもクローン病も発症原因は同じということを知っておられたということに驚きを禁じえません。どこで誰に教えてもらったのか知りたいぐらいです。その通りで、膠原病は異物が結合組織にたまり、それをIgGで処理しようとする戦いのときに見られる正しい症状なのです。戦いの臓器が違うだけでクローン病になったりリウマチになったりするだけなのです。)

 さらにホームページを読んでみると、クローン病などの膠原病の発病理由や完治するまでの説明が論理的に書いてあり、その説明は納得のいくものでした。

 (この患者さんが賢いのは物事を論理的に理解できる人であるからです。人間の身体は非常にシンプルにできています。特に人体の免疫はまさに異物から身を守るために合理的に、かつ合目的に、かつ論理的に完成されております。この合理性を追求していけば、必ず病気の原因を追究していけば、あとは免疫の合理性に医者も患者も身を委ねていけば必ず人体は自然とその原因を殺して除去するか、単に除去するか、共存できるかを免疫に分からせ、決定してくれるのです。

 ところがこの免疫の働きをヘルプし、かつ干渉しなければ自然に上の解決法が生み出され、病気は治ってしまうのですが、それだけでは金が儲かりません。現代の医療も資本主義的医療であり、とりわけ出来高払い制医療ですから、治しても治さなくてもお金を取れるものですから、あとは製薬メーカーと医者のやりたい放題です。このような事実は私だけが知っているのではありません。私よりも遥かに賢い大学の教授がゴマンといます。

 私も幼少時はうぬぼれですが秀才の誉れが高かったのですが、途中で一発の硬球が目に当たり、これが私の人生を変えてしまいました。自己実現ができず20年間死を願望するうつ状態でアホになってしまいました。しかしながら自分の病気を治すために3つ目の大学である府立医大に入りなおし、卒業後、漢方との出会いと中国医学との出会いがあり、さらに開業しながら勉強を続けてやっとのこと今の医学のレベルに達しました。はじめから東大理Ⅲとか、京大阪大に入っている人の頭脳は挫折なく秀才を続けたはずです。私のように20年間アホであった頭とは違うはずです。にもかかわらず私の医療のレベルに達しないのは、真実よりもお金から得られる快楽を愛するためなのです。アハハ)

 このままエレンタールを飲み続けてもクローン病が治ることは絶対に無いし、実際に知り合いの方のアトピーが治ったという話を聞き、一度相談してみようということになったのです。そして初めて松本医院の扉を叩いたのは2008年の夏でした。

松本医院

 初めてお会いした松本先生は、事前にインターネットの手記で読んだ通り非常に情熱的な方でした。私のそれまでの経過を説明したところ、直ぐに先生は私はクローン病ではなく潰瘍性大腸炎の可能性が高いとおっしゃいました。確かに過去それまで他の先生に診てもらった時でも、クローン病というほどには症状は重くはないということは言われた事がありましたが、それでもクローン病ではないとはっきり言われた事は無かったので、私の場合は軽度のクローン病だと思い込んでいました。しかし松本先生は少し診ただけで直ぐにそれを判断されたので、その事に非常に驚きました。そして松本先生の言われた事で印象的だったのが次のような言葉でした。「医者が病気を作り出し、製薬会社が儲かる仕組みになってしまっとるんじゃ。」この言葉の意味は、なんとなく私にもわかりました。クローン病の患者の方たちを見ていると、免疫抑制剤による治療で薬漬けになり元の生活に戻れなくなってしまっている人も居たからです。そして松本先生は力強く私の手握り「俺が絶対に治してやるから安心しろ」と言ってくださり、断痢湯という漢方薬を処方されました。 (私が最初にこの患者さんと出会った印象は、非常に落ち着いた知的な人だとは思いましたが、クローン病という病気で深刻に苦しんでおられるとは思いませんでした。子供さんのアトピーを治すためについでに自分のクローン病も診てください、という感じだけでした。病状がひどければひどいほど、私は治療に対する闘志が燃えるタイプですから、始めから今まで見てきたひどい潰瘍性大腸炎やクローン病の人に比べて、簡単に治るのではないかという印象は持ちました。)

断痢湯

 生薬というものを目にしたのは私にとっては生れてはじめてでした。もちろん断痢湯というのを聞くのも初めてで、見た目はおがくずにしか見えないようなものでしたが、これをお湯で煎じて飲むのです。味は非常に苦く飲むのが苦痛でしたが、驚いたことに飲んだ次の日から便の状態が明らかに良くなったのです。松本先生曰くこの苦さが体に効くということでしたので頑張って飲みました。とはいえ、この生薬がどのような効能があるのか、インターネットで調べても「治りにくい下痢を止める」としか書いてありません。本当にこれでクローン病が完治するのか、一時的に下痢を止めているだけで、ただ単に対症療法なのではないか、といった不安は常にありました。 (漢方の処方は全て経験処方です。何回も書いたように漢方は総合医学と言っても良いぐらいに現代の要素還元主義的な科学手法では解明できないのです。現代医学の薬は全て単一成分でできておりますが、漢方はひとつひとつの品目が草根木皮からできている生の物である上に、その生の物を何十種類も混ぜて炊き合わせるものですから、分子レベルで見た成分はひょっとすれば何百種類になるかもしれません。こんな漢方をどうして科学できるでしょうか?絶対に無理です。しかし絶対に言えることはひとつあります。免疫を上げることができるのです。その証拠は実に簡単です。当院に来られるあらゆるアレルギーや膠原病の患者さんにまずやってもらうことは、それまで飲んできた全ての免疫抑制剤をやめてもらうことです。そして同時に漢方を飲んでもらいます。そうしますと、自覚症状のみならず他覚所見が激しく亢進します。つまり検査の炎症データの全てが上昇していきます。あまりに症状がひどいときには漢方を飲むことを一時的に止めることがあります。すると炎症データは横ばい状態になりますが、再び飲み始めると確実に全ての炎症データが上昇していきます。もちろん漢方をやめている間は自覚症状も少しは改善します。まさに私の医療はEBMであります。つまり証拠に基づいた臨床医療であります。)

 しかし、9月から飲み始めて1か月も経つと、この断痢湯の効果が過去に飲んだ様々な薬のそれとは明らかに違うことを実感しました。それまで続けていた夜間のエレンタール経鼻経管法も無くなり、食事の量を増やしても全く下痢にならず、便も1日1回、固形の状態で出るようになりました。2か月も経過したころにはほとんどエレンタールを飲まなくてもよくなり、これは本当に完治するのではないかと思うようになりました。そして、いつか松本先生のおっしゃる通りクラススイッチが起き湿疹が出てこればもう完治まであと1歩だと、湿疹の出てくるのを今か今かと待つようになったのです。

 (腸管で環境汚染化学物質と免疫がIgGという武器を用いて戦っているときに、臓器としてはまるで関係のない皮膚に湿疹が出ることを期待することは、まるで筋違いな話だと考えられるでしょうが、何も不思議なことではないのです。

 西洋医学が西欧で徐々に確立し、日本に明治時代にドイツ医学が輸入されたのですが、この頃は免疫学というのは現在と比べて全くゼロ同然でした。従って病気を症状別に考えざるを得なかったのであり、その結果、病気を原因別ではなく臓器別に分ける間違った医学が連綿と続いてきました。もちろん西洋医学の初期には免疫学のみならず生理学・生化学など、他の医学の部門においても揺籃期であり、それこそ病気の原因もわからず治療と称して医療が行われてきました。ところがそのうちに病気の原因は細菌、ウイルスであることが分かり、ワクチンと抗生物質が完成し、人類の長い敵であった感染症も制圧されてしまいました。

 ところが文明がさらに進むにつれて、大量の化学物質が作られ、それらの環境汚染化学物質が人体に入り、それを排除する戦いが新たに始まったのです。人体に侵入した化学物質は免疫に初めから殺すべきか共存すべきかは判断ができないので、まず免疫はIgG抗体を作り殺そうとし、殺しきれないと分かればIgE抗体にクラススイッチしてアレルギーで排除しようとしますが、排除できないほど大量の異物が入ると、これと共存しようとするメカニズムを免疫は進化の中で作り上げたのです。どの臓器でIgGを用いるのか、あるいはどの臓器でIgEを用いるのかは全く確率の問題に過ぎないのです。体内に入った異物は体中をくまなく回り、3000箇所もあるリンパ節や、あるいは無数にあるといわれる小腸のパイエルパッチで、あるいは脾臓で異物が免疫系に認識されると抗体が作られ、この抗体が使われる場所に応じて戦いの臓器が変わり、臓器別に様々な病名がつけられてしまいました。このように免疫系は全身に張り巡らされているので、どこで異物が捕らえられ、どこで抗体ができ、どこで戦いが生じるのかは全く確率の問題だといえます。従って病気を考える場合、病気の原因別に考えないと無限に病気の名前が増えるだけで、原因に正しく対処して病気を治す根本治療が永遠に見出されなくなってしまい、現代も間違った医療が相も変わらず続いているのです。
 
現代の医者の誰もが気がついていないのは、異物が入らない限り症状(病気)は絶対に生じないのです。アレルギーも膠原病も同じ異物を敵にしているだけで、使う武器がIgGかIgEの違いであるということも、私以外の誰も知らないのです。非常に残念です。臓器別、症状別医学を変えることはこれからもほとんど不可能でありましょう。)

湿疹と便秘

 2008年の暮、ついに待望の湿疹が出ました。このころにはエレンタールは全く飲んでおらず、食事も一般の健常者と同じように食べていました。便の状態は下痢になることは全くなく、それどころか若干便秘気味にもなっていました。湿疹は腰のまわり一帯と、左上腕の一部。考えてみれば8月から断痢湯を飲み始めてたったの4カ月しか経っていませんでしたので、本当にこれがクローン病完治のサインなのか不安でしたが、松本先生にもう一度診ていただくともう断痢湯は飲まなくてもよいとおっしゃいました。そして、もうしばらく様子を見ないと分からないが、クローン病は治った可能性は高いと。本当にすごいことだと思いました。 (IgGからIgEへクラススイッチする場所もリンパ節であります。どのようにクラススイッチするかについては何回も書いていますからここでは省きますが、要するにリンパ節に異物が溜まりすぎたときに、リンパ節にある樹枝状細胞や大食細胞がこれらの異物を食べて、これをヘルパーTリンパ球に提示して、それらの異物と結びつくヘルパー2Tリンパ球が多ければ多いほど、ヘルパー2Tリンパ球はインターロイキン4というサイトカインを作り、このサイトカインがIgGを作っているBリンパ球に結びつくと、Bリンパ球はクラススイッチを無理やりさせられてIgEを作り始めるのであります。このようなクラススイッチがどのリンパ節で起こっているのかは目で見ることは一切できません。それこそ免疫の働きに任す以外にはないのです。ただ私達はその免疫の働きの結果を症状という形で認識しているだけなのです。)

 西洋医学では一生治らないといわれているクローン病が、松本医院にかかったら治ってしまった。まだこの時点では断定できませんでしたが、私の中ではもう間違いなく治ったと思っていました。そして断痢湯を飲まなくなって3か月が経過、それまでの3年間が嘘だったかのように全く元の健常者と同じ、健康な日々を送れるようになりました。松本先生はクローン病ではなく潰瘍性大腸炎だったとおっしゃっていましたが、いずれにせよ他の病院ではクローン病と診断された私の病気が、松本医院にかかってからたったの半年で完治してしまったのです。 (潰瘍性大腸炎であろうが、クローン病であろうが、リウマチであろうが、何も特別に区別することはないのです。どの臓器の結合組織で戦いが行われているかによって病名を変えているだけですから、本質は関係ないのです。全ての膠原病は『IgGを用いる結合組織病』と名づけるだけで十分なのです。)

そしてクローン病完治

 このように私の場合、通常の胃腸科でクローン病と診断されたものが、松本先生の漢方で完全に完治しました。体重はエレンタールを飲んでいたころに比べると若干下がって61Kg前後ですが、今では食事はまったく気にすることなく食べています。食事の内容を細かく記録していたあの3年間はいったい何だったのでしょうか。

 (食事そのものがクローン病の原因ではないのです。食事の中に含まれる環境汚染化学物質が異物となるのです。食事はこの異物を運ぶキャリア蛋白であり、異物はハプテンと言われるものであり、このキャリア蛋白とハプテンとが結びついてはじめて抗原となり、これが免疫に認識され刺激されてはじめてIgGが作られ、たまたまこの戦いが腸管であったにすぎないのです。

 この世で治らない病気は何もありません。それは病気(症状)を引き起こす原因が分かってきたからです。この原因物質は、まさに文明が作った人体に不必要な環境汚染化学物質であります。

 元来、細胞毒性になるものは、例えばDDTやダイオキシンなどは絶対に使うことを許されていません。使うことを許されている農薬ははじめから量が決められており、安全率がかけられているため細胞毒性になることはないのです。細胞を殺すことはできないのですが、結合組織に溜まり、免疫に認識されるとアレルギーや膠原病が起こるのです。

 このような農薬をはじめとする化学物質以外に人体にとって危険な異物はあるでしょうか?他には全くありません。いや、実はあるのです。治すことができるのに治せないようにしてしまう薬という毒薬です。毒薬を無理やりに三度三度食べさせられて、新たに訳の分からない病気になってしまうのです。訳の分からないというよりも、実は人体の免疫はこれらの薬を副作用という形で排除しようとします。この副作用はアレルギーであり、膠原病となって、新たなる病気を医者が作っているのです。しかも免疫を抑える毒薬がほとんどですから、ますます膠原病は治らなくなる上に、感染症や癌になってしまうのです。恐ろしい世の中です。日本人が世界一薬好きなのは、薬に対する教育が全くなされていないからです。誰の責任でしょうか?)

 私の場合不幸中の幸いだったのが、クローン病とは診断されたもののエレンタールによる栄養療法が適用され、そしてプレドニゾロンなどの免疫抑制剤が一切使用されなかったことでしょう。他のクローン病患者さんの経験を聞くと、こういった免疫抑制剤の連続投与によってどんどん体が壊れていってしまうようです。免疫抑制剤とは本当に恐ろしい薬で、これを使ったか使っていないかでその後の経過に雲泥の差がでるようです。要は一度使いだすとやめられなくなってしまうのですね。少しでも止めると激しいリバウンドが出ますから。それでも副作用を我慢しながら続けていくしかなくなってしまう。

 (以上の文章はまるで私が書いた文章のようです。この患者さんが言う通りで、ステロイドも使わず非ステロイド性の抗炎症剤であるペンタサとエレンタールだけを使ってきたので、こんな風に数ヶ月でクローン病という膠原病が自然にクラススイッチしてアトピーになり、さらに自然に免疫寛容を起こしてアトピーも治ってしまったのです。そして異物と共存し、晴れて健康な身体になってしまったのです。

 この世の中からステロイドをなくせば医者の仕事は激減するでしょう。と同時にアレルギー、膠原病も激減するでしょう。資本主義はまさに資本、つまり金主義であり、金が全てを支配する世の中でありますから、大衆の無知に付け込み治る病気を治さないようにしてしまいます。学問も金の端女となり下がってしまいました。嘘は簡単に売りつけることができるようになり、真実は儲からない限りは価値のないものになってしまいました。残念です。)

それに対して私の場合、ずっとエレンタールのみ摂取してきたおかげで、腸の状態を悪化させることなく、そして免疫抑制剤を使用する前に松本医院に出会えたのが、今回のこの成功の要因なのだと思います。もし我慢できずに食べ物を食べてしまっていたら、症状が悪化して、そして免疫抑制剤に頼ってしまっていたかもしれません。

終りに

 アトピーの息子はいまだ治療の最中ですが、いずれ完治するだろうと思っています。何より、人工的な薬物を一切使用しない治療方法なので、親としてもとても安心できます。人間の体というのは不思議ですね。現代医学では治せない病気が、漢方で治ってしまう。今回の経験で科学の限界というものを身をもって知ることができました。他の方でも私と同じようにクローン病で悩んでいる人は、ぜひ一度松本先生に会ってみてほしいと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました。

 (免疫は完璧です。免疫は異物から人体を守るために38億年の生命の進化により完成されたものです。免疫は絶対に嘘をつきません。なんとなれば免疫は損得のない世界で仕事をしているからです。競争もしません。他人を負かそうともしません。ましてや金を儲けようなどということは一切考えません。免疫はただひたすらにせっせせっせと異物との戦いを続けるだけです。殺すべきものは殺し、排除すべきもの排除し、共存できるものとは共存するだけなのです。このような肉体の免疫の働きをずる賢い頭脳は金儲けの為に汚し傷つけてしまいます。

 38億年かかって培われてきた遺伝子の変異による進化を人間は変えようとしています。これは絶対に間違っています。遺伝子の命令によって、免疫をはじめとする人体の働きの全てが決められているのです。遺伝子は神の手であります。金儲けの為にこの神の手が変えられようとしています。間違いです。人間の浅はかな傲慢さが最後は生命を滅ぼし、地球をも滅ぼしてしまうでしょう。残念です。)

この手記を印刷する 院長のコメントなしバージョンを見る 論文『クローン病の完治の理論と証拠』を読む

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 アレルギーは医学部の教科書には、現代の医学では治らないと書かれています。何故、一介の開業医である私は治すことができるのに他のお偉い方々は治らないとおっしゃるのでしょうか?いずれにしても、私が如何に大声をあげてアトピ-やリウマチが治るといっても変人扱いされるだけでしょうが、ここに証拠をお見せしましょう。ここで紹介される患者さんの手記は、巷に出ているノンフィクションの本よりも遙に感動的であり、今アトピ-や喘息やリウマチと戦いつつある患者さんの皆さんに大きな励ましとなるでしょう。このホームページを読めば、体の中で起こっている自然の正しい免疫反応を抑制してはいけないのに、見せかけだけを良くするために抑制して生じた薬害の後始末をすることが私の主な仕事となり、完治するのはアトピ-やリウマチだけではなく、同時に他のアレルギ-(アレルギー性鼻炎やアレルギー性気管支喘息やアレルギー性結膜炎)が全て消失してしまうのもお分かりになるでしょう。

 患者さんが経験された厳しい症状などについて医学的な意味付けが赤字でコメントしているものもありますから、私のアトピ-やリウマチの治療法がさらによく理解できると思います。何回も読み返してください。この記録から、ステロイド・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤・抗炎症剤の免疫抑制剤が一時的に症状を良くしても、結局は見せかけの治療薬に過ぎないことが理解され、とりわけステロイドの乱用によりステロイド皮膚症になった人が、いかにステロイドから脱却し、最後はアトピーやリウマチを治しきってしまうこともお分かりになるでしょう。 

アトピー・リウマチをはじめ、全てのアレルギー・膠原病の治療において、一切ステロイドを使いません。

 それは、ステロイドをはじめとする免疫抑制剤を使っている限り、アトピー(アレルギー)やリウマチなどの膠原病はもとより、全ての病気を治すことができないからです。また、私は何も漢方で治しているのではなくて、正しくは漢方を使って免疫を上げて、患者の免疫を高め続けることによって、自分でクラススイッチをしたり免疫寛容を起こさせたりする手助けをしているだけなのです。漢方が治したり、私が治したりしているのでもなく、あくまでもあらゆる病気は自分の免疫で治しているのです。

漢方治療中(治療中でなくても)、市販の風邪薬は飲まないでください。

 市販で売られている、もしくは他医院で処方された風邪薬の中には、抗ヒスタミン剤や、抗アレルギー剤が含まれています。とりわけ、小児用の風邪薬の中には、必ず、ぺリアクチンという抗ヒスタミン剤が入っています。私のアトピーや花粉症の患者さんの治療が、なぜか長引いてしまうことが時にありました。この方々は風邪を引くたびに、このぺリアクチンの入った市販の薬を服用していた患者さんたちであることがわかりました。これらの風邪薬は、鼻水や鼻づまりなどの見かけの症状を取りながら、同時に、本来のアレルギーを抑制しています。風邪が治ったあと、必ずリバウンドが繰り返され、アトピーをはじめとするアレルギーやリウマチの完治が遅れますので、服用しないでください。

松本医院の「なぜ」

病気とは何でしょうか?

 病気とは、人体に不必要な異物が侵入してきたときにそれを排除しようとする正しい免疫の働きに見られる症状のことを病気だといえば一番わかりやすいでしょう。となれば、病気とは否定的に捉えるのではなくて肯定的に捉えるべきものではないでしょうか?つまり否定されるべきものは侵入してくる異物であり、病気そのものではないのです。言い換えると異物が人体に侵入しない限り、免疫の働きは行使される必要はないのです。この世から人体に必要な5大栄養素と水と空気以外の異物が存在しなければ、病気は絶対に起こらないのです。言い換えると、病気を起こす原因は人体に不必要な異物なのです。

 それでは異物には何があるでしょうか?2種類しかありません。ひとつは、病原細菌であり、ウイルスであります。これらはワクチンと抗生物質で征服されてしまいました。つまり、間単に殺すことができるようになったのです。このために人類の寿命は飛躍的に延びました。ふたつめは何でしょうか?まさに近代化学が作った化学物質であります。この化学物質が人体に侵入したときに、それを排除する免疫の働きの症状がアレルギーとなるのです。

アレルギーとは何でしょうか?

 アレルギーとは環境汚染物質を体内から排除する働きであります。何故アレルギーは増えたのでしょう?環境を汚染する農薬をはじめとする化学物質が極めて多く作り出されるようになったからです。実はリウマチもアレルギーのⅢ型であります。

膠原病とは何でしょうか?

 膠原病はアレルギーと同様、環境汚染物質という同じ敵を排除しようとしています。ただ、膠原病はIgG抗体を用い、アレルギーはIgE抗体を用います。つまり武器を変えて戦っているだけの違いなのです。

アレルギー・膠原病はなぜ治るのでしょうか?

 敵は無限に存在する化学物質や環境汚染物質であり、味方はアレルギーの場合は有限であるIgE抗体であり、リウマチの場合はIgG抗体やリウマチ関連抗体であります。排除しても無限に繰り返し入ってくる化学物質を永遠に排除することは不可能であり、有限は無限に絶対に勝つことはできないからです。ところが現代の医学は異物を排除しようとする免疫の働きを一時的に抑制するだけですから、IgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が再び作り出されいたちごっこになり永遠に戦いが終わらないのです。従って免疫の働きを一切抑制せずにアレルギーの症状を楽にしてあげるだけで最後はIgE抗体やIgG抗体やリウマチ関連抗体が作られなくなるのです。これを発見したのは世界で私が初めてなのであります。これを自然後天的免疫寛容と名付けたのです。

リウマチの患者さんの家族の皆様に

 他医院で治療をされていない初期のリウマチは、「風邪よりも治すのが簡単である」と言っても過言ではありません。しかし、私の患者さんは当院に来られる前に間違った現代医学の免疫を抑制する治療を受けて来られる方がほとんどです。従って、私の治療を始めると、間違って受けてきた治療の度合いに応じて、多かれ少なかれ必ずリバウンドが出現し、それに伴い、痛みが増強します。大量のステロイドを注射されたり飲まされてきた人、長期に渡って他の病院でリウマチ治療を受けてきた人は、激しい痛みのために、自分自身の身の回りの世話が不可能になる事態もしばしば遭遇します。

 そのために、私の治療を受け続けるには、絶対に家族の協力が必要となります。ところが、遠方から来られる方や、お年寄りの方の中には、リウマチ治療の困難さを全く理解せずに、すぐにリウマチが治ると思って気軽に一人で受診される方がいます。実際の治療の困難さや、具体的な私の治療法、何より私自身を知ってもらうためにも、初診時には必ず家族の方と一緒に来て下さい。また、患者さんはもちろん、家族の方も私のホームページに記載されている理論とその証拠である手記を繰り返し読み、私の理論と治療法を理解してから来て下さい。

 また漢方薬だけでは絶対にリウマチを治すことは出来ないのです。他の免疫を上げる鍼・お灸・漢方風呂などを総動員して初めて徐々に免疫は回復し、上昇し、最後はクラススイッチし、自然後天的免疫寛容となるのです。

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