どのようなコミュニティに所属して生きていけば良いのか?(2022年10月1日のtwitterより転載)

今日は現在の世相に対する個人的な見解とフォロワーの皆さんへの“提案”です。また長くなりますが、興味ある方はご一読ください。

個人的には、最近の新型コロナを含めた世の中のニュースなど心底どうでも良いのですが、世間はいまだに「ワクチンが・・・」、「マスクが・・・」という情報で溢れているようです。あるいは「国葬が・・・」とか「ウクライナが・・・」、「気候変動が・・・」、「食糧危機が・・・」などという情報も。もちろんこの時代の世相を知り世界情勢を俯瞰する目的で情報収集するのであればまだしも、思考停止してメディアの情報に流されてしまったり、逆に噴き上がってしまっている人が多すぎます。本当は全て我々一般大衆を煽り、分断する“ネタ”として用いられていることに早く気づくべきだと思うのですが。

例えば先日執り行われた「安倍元首相の国葬」問題がメディアでも話題となっていましたが、これこそ分断ネタの最たるものでしょう。「国葬反対」のプラカードを掲げて大声でスピーチする輩が当院の最寄駅にも出現していましたが、はっきり申し上げてその様な行為を見ているだけで不快な気分になります。そのような行為をしている人の中には「安倍憎し!!」という怒りや憎しみの感情を周囲にぶちまけて、他者の波動を乱すような言動を繰り返す人も少なからずいます。そのような言動は、人々の間に対立を生み出す火種となり、波動を整えて平和に生きたいと願う人たちにとっては甚だ有害でしかありません。

また最近私が良くないというか、違和感を感じていることとして、SNS上で積極的に現代社会の問題について情報発信している人の言動をここで挙げておきたいと思います。特に、政府・行政の新型コロナ感染症対策やSDGsや気候変動・環境問題などを情報発信の主軸としている人たちに多いと感じることです。彼らは総じて「自分達の意識・行動を変えていくことこそが重要」と考え、支持者の意識改革・行動改革を促し、積極的な政治参加や社会活動参加を求め「皆で世の中をよくしていこう」と周囲に訴えかけます。もちろん私も彼らに共感できる部分もあるので、彼らの言動を批判・否定するつもりはありません。ただ、彼らや彼らの支持者の中には「今の社会に対する大人の責任」がどうとか「未来を生きる子供たちのために」などという美辞麗句を並べ立て、現在の社会問題に関して真剣に取り組んでいくことこそが理想であり「社会正義」であると言わんばかりの主張をし、それを周囲にも要求する人がとても多い。

また、このコロナ禍で自分達がマトリックスワールドに生きているのだということに目覚めた人の中にも、「もっと多くの人に真実を知ってもらいたい」ということを強く願うあまり、自分の思想を他者に押し付けたり、反対意見や異なる見解に対して、自身の正義を振りかざして対抗しようとする人が多い。しかしながら、真実を周囲に伝えようとすればするほど逆風にさらされ、結局何も変えられないことに対する無力感に苛まされ、憤りを感じ、ともすれば何も変わろうとしない一般大衆や社会を憎むようになってしまう人が非常に多い。その結果、争い・対立の火種を作ってしまう人も少なからずおられます。そうでなくても、トンデモないことを言う陰謀論者というレッテルを貼られ、家族や親族や友人や会社の同僚にも煙たがられ、えも言われぬ絶望感に打ちひしがれ、孤独感に苛まされ、そのせいで精神や肉体まで病んでしまう人のなんと多いことか!!最近では当院にもそのような方が日常的に受診されます。

では、そのような方々にとっての“居場所”は、もはやこの世にないのでしょうか?血の繋がりのあるはずの家族にさえ煙たがられている人の中には、そう感じている人も少なくないかもしれません。しかし、もちろんそんなことはありません。自分が安心できる“居場所”は、必ずどこかにあるはずです。そこで、冒頭でも述べたことに繋がってくるのですが、我々は一体どのようなコミュニティに所属して生きていけば良いか?ということが、我々にとって今後ますます非常に大きなテーマとなってくるでしょう。その問題に関して、私なりの一つの答えをここで提示しておきたいと思います。

私が理想とするコミュニティの条件は、「互いに情報を共有でき、それぞれの価値観や思想・哲学などを自由に提示し合ったり共有したりできる。その上でその情報や価値観を互いに理解し合うことができる」ということです。この最後の「理解し合うことができる」という部分がポイントです。価値観を「理解し合う」ことができるということは、お互いの価値観が近しい、あるいは似た価値観を持っているということに他なりません。このことが非常に重要なのです。我々は世の中の矛盾に気づいてしまったが故に、その矛盾に気づかないほとんどの人と価値観を共有させることができずにいます。これは明らかに、マズローの欲求5段解説でいうところの「承認欲求」が満たされない状況であり、これが満たされないことには、さらにその上の段階である「自己実現(欲求)」をかなえることができません。だからこそ、価値観を共有できる、理解し合えるコミュニティが重要になってくるのです。

貴方は価値観の合わない人やグループと共に生きていて、幸せになれると思いますか?私は不可能だと思います。これからの時代は、会社や家族などというくだらない枠組みを飛び越えて、情報を共有し合いながら、個々の価値観を互いに理解し合えるコミュニティをこそ志向すべきだと私は思います。そして、そのような価値観を共有できるグループ・コミュニティに所属することが承認欲求を満たし、ひいては自己実現できる場となり、更には自分のためにやることが他者のためになるという「自利即利他」という、最高の境地に至ることができるというのが私の理想であり、そのための努力を惜しみません。皆さんも是非、そのような自分に合ったコミュニティ・グループを見つけ所属していただき、最高の人生を歩むことができるようになることを、当院としても心から望んでいます。

ちなみに家族というグループやコミュニティに縛られ、その「枠組み」の中で生活の基盤を作るということは、今後これまでほど意味がなくなってくると個人的には考えています。家族といえども、“血”の繋がりがあっても“魂”まで繋がっているわけではなく価値観も異なるでしょうから。ましてや夫婦など、元は血の繋がりすらない赤の他人です。新海誠監督の「君の名は」で描かれたツインソウルのような、波動・魂レベルで共鳴し合える関係性であったり、そこまでではなくとも価値観や思想でお互いが理解し合える関係性が保てれば良いかもしれませんが、それはほとんどの場合幻想です。一見仲が良さそうでも、世の中のほとんどの夫婦は、ただ一時の恋愛感情や“情”で繋がっている、あるいは子供を一緒に育てるパートナーとしての存在であるに過ぎません。苦楽を共にし、価値観や思想を共有し、お互い真に理解し合える関係性を保てている夫婦がこの世にどれほどいるというのでしょうか?

親子関係であっても同様です。血の繋がりはあったとしても、価値観や思想が全く何も共有できていない親子など山のようにいるでしょう。それはこのコロナ禍でより明らかになったのではないでしょうか?※ワクチンやマスクや感染症そのものに対する考え方・感じ方が全く異なるが故に、話が合わないなど。

そんな話は多くの人と日常的に接する私でなくとも、皆さんもほうぼうで見聞きしておられることでしょう(あるいは当事者になっているかも?)。そんな状態で、どうやって一つ屋根の下、あるいは近しい関係を保ちながらお互い価値観を共有し合い、理解し合いながら生活していくというのでしょうか?

ほぼ不可能だと思います。お互い衝突したり不快な思いをしないように、できるだけ余計な話はせずに、惰性で暮らしていくことになるのではないでしょうか?

あるいはぶつかり合って、残念ながら結局理解し合えず別れるという話になっているパターンも、この数年の間に私自身何例も耳にしました。今この大変革が訪れている時代に、家族間で価値観や情報を共有してお互い結束し同じ方向を向いて歩んでいけている人たちは非常に運が良いと思ってください。そして、そのような人たちはそこですでに素晴らしいコミュニティ・グループができていることを誇り、今後もぜひ我らが道を突き進んでください。

一方で、残念ながら家族の間でさえ価値観が共有できず、モヤモヤしながら、日々鬱憤を抱えながら生きている人は、家族を捨てろとまでは言いませんが、そこは一旦置いておいて、自分の価値観や情報・思想などを共有し理解し合えるコミュニティ・グループあるいは個人とできるだけ繋がっていくべきです。価値観が共有できる場所が見つかった人なら多くの人が経験していると思いますが、そこで実際に出会って話をした人は、まるで今まで長く知り合いであったかのような、阿吽の呼吸で繋がれるような、家族よりも深くお互いが理解し合えるような、なんだか懐かしい感覚に包まれることが良く起こります。それはやはりお互いの波動が共鳴しているからだと私は思っています。そのような感覚を一度感じてしまうともはやそのようなコミュニティに所属していないと逆に不安になったり安定しないような感覚になったりするかもしれません。もちろん依存するのは良くないのですが、私はそれが悪いとは思いません。むしろ自分の居場所が見つかり、心の安定が保てるのであれば、そのコミュニティは必ずや自分自身の人生にとって豊かさを与えてくれる存在になるはずだからです。

次回は、私がお勧めするコミュニティやグループを紹介させていただければと思います。

どのようなコミュニティに所属して生きていけば良いのか?(2022年10月1日のtwitterより転載)” に対して1件のコメントがあります。

  1. ミウラ より:

    初めまして。
    わたしは、広島県で、医療機関に勤務しております。
    Instagramの投稿に貴院が添付してあり、院長ブログ拝読しました。
    わたしの考え方と、同じ文章。

    とても興味深いです。

    わたしはイマ信頼できる医療機関を探しております。

    広島では。祇園の藤原レディースクリニックのご夫妻をフォローしております。

    正しいか、正しくないかは、自分で判断して情報を、得ておりますが、莫大な情報に溢れているイマなかなか惑う事もあります。

    また、ゆっくり、ブログ拝読します。

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