診療内容

 当院では、アレルギー・アトピー、膠原病・自己免疫疾患、生活習慣病、がんなど、主に慢性疾患の根本治療を目指して日々診療に臨んでおります。以下の疾患・症状でお悩みの方はぜひ当院に一度ご相談ください。初診の方はこちらをご覧ください。

アレルギー・アトピー疾患

  1. アトピー性皮膚炎
    乳児湿疹から大人のアトピーまで、老若男女問わず幅広く診療を行っております。当院ではステロイドや免疫抑制剤(プロトピック)の塗り薬による対症療法(症状を取り除く治療)は原則的に一切処方せず、主に漢方薬による治療を提供しております。ステロイド断薬相談も随時受け付けておりますので、ご希望の方はぜひ当院までご相談ください。
  2. 気管支喘息・咳喘息
    当院では小児喘息や、大人の方で風邪をひいた後に起こる咳喘息に対しても主に漢方治療を提供しています。発作時にはβ刺激薬(吸入剤)の使用を推奨しており、実際に当院でも処方していますが、ステロイド吸入剤(喘息コントロールのための吸入剤として頻用されている)は原則的に一切使用いたしません。それでも重症な方以外は漢方治療のみでも比較的良好なコントロールが得られていますので、気管支喘息や咳喘息でお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。
  3. アレルギー性鼻炎・結膜炎
    通年性・季節性のアレルギー性鼻炎・結膜炎の患者に対する漢方治療を行っております。原則として、当院では抗アレルギー薬(抗ヒスタミン剤)やステロイドを使用した治療は一切行っておりません。アレルギーの漢方治療を受けたい方は、ぜひ当院までご相談ください。
  4. 花粉症
    花粉症とは、花粉が飛散する時期のみアレルギー症状(鼻水や目の痒みなど)が現れる季節性のアレルギー疾患(鼻炎・結膜炎など)の総称です。当院ではこのような方にも原則として抗アレルギー薬やステロイドを使用することなく、主に漢方治療を提供しています。ご希望の方はぜひご相談ください。
  5. 慢性副鼻腔炎
    副鼻腔炎も基本的には慢性的なアレルギー性の炎症によって引き起こされます(. 2013 Sep-Oct; 27(5): 367–371)。当院ではこのような患者にも原則として標準治療(抗生剤+抗アレルギー薬)ではなく、漢方治療を提供しています。副鼻腔炎や蓄膿・後鼻漏などでお悩みの方はぜひ当院までご相談ください。
  6. 蕁麻疹
    蕁麻疹とは、痒みを伴う膨疹が皮膚に現れる一過性のアレルギー疾患です( 2006 Feb;30(1):3-11)。ほとんどの蕁麻疹は経過観察でもよくなるのですが、当院では蕁麻疹に対しても基本的には漢方治療のみで対応いたします。蕁麻疹に対する漢方治療をご希望の方はぜひ当院までご相談ください。
  7. その他アレルギー疾患(食物アレルギー、化学物質過敏症など)
    当院では食物アレルギーに関しては、特別な治療や食事方法(アレルゲン除去食など)は本来必要ないと考えています。ただし、特定の食物を体内に入れた時にアナフィラキシー様症状(気道閉塞など)が引き起こされる場合があり、この場合には急性期の救急治療が必要になってくる可能性があります。
    その他アレルギー疾患・化学物質過敏症などに対する漢方治療相談や、セカンドオピニオンも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

膠原病・自己免疫疾患、その他炎症性疾患

  1. 関節リウマチ・リウマチ性多発筋痛症
    関節リウマチは最も一般的な膠原病として知られており、症状としては関節の腫れと痛みが起こる病気です。国内人口の0.4~0.5%、30歳以上の人口の1%にあたる人がこの病気にかかるといわれています(リウマチ情報センターHPより)。実際には日本国内だけで70万人〜100万人もの患者がいると言われており、当院に来院されている膠原病患者も、その大半が関節リウマチです。また、リウマチ性多発性筋炎は関節リウマチ症状に追加して、各部の筋肉(特に近位筋)の痛みが出現する疾患ですが、基本的にはステロイド治療が有効とされている疾患です。当院では、ステロイドはもちろん、関節リウマチの標準治療薬となっているメトトレキサート(MTX、リウマトレックス)やバイオ抗体医薬(レミケード・ヒュミラなど)などは一切使用せず、主に漢方治療による治療を提供しています。漢方治療をしてみたいとお考えのリウマチ患者さんや、標準治療を受けているが治療に疑問を感じている方はぜひ当院にご相談ください。
  2. SLE(全身性エリテマトーデス)
    SLE(Systemic Lupus Erythematosus:全身性ループスエリテマトーデス)とは、全身性の炎症性自己免疫疾患と考えられており、難病指定されている疾患です。発熱・全身倦怠感・易疲労感・食欲不振などの全身症状に加え、関節炎・皮膚炎・口内炎などの局所症状も出現することのある多彩な疾患です。採血上では抗核抗体や抗DNA抗体が陽性になり、これらの自己抗体の存在がSLEの重要な診断基準となっています。SLEの標準治療は、そのほとんどがステロイド治療になります。当院では、SLEに対しても漢方治療を提供しており、過去にステロイドを一切使用せずに完全寛解に至った症例も何例か経験しております。SLEの患者で漢方治療を受けたい方や標準治療に疑問をお持ちの方は、ぜひ当院にご相談ください。
  3. 皮膚筋炎・多発性筋炎
    多発性筋炎・皮膚筋炎は主に筋肉に炎症が起こり、筋肉に力が入りにくくなったり、疲れやすくなったり、痛んだりする難病指定されている疾患です。また、手指の関節背側の表面ががさがさとして盛り上がった紅斑(ゴットロン丘疹)、肘関節や膝関節外側のがさがさした紅斑(ゴットロン徴候)、上眼瞼の腫れぼったい紅斑(ヘリオトロープ疹)などの特徴的な皮膚症状がある場合は、皮膚筋炎と呼ばれます。当院では皮膚筋炎・多発性筋炎に対しても漢方治療を行っておりますので、希望される患者はぜひ当院までご相談ください。
  4. 強皮症
    強皮症には全身性強皮症と限局性強皮症があり、前者は難病指定されている疾患です。全身性強皮症は基本的には進行性の自己免疫疾患であり、皮膚硬化や皮膚潰瘍、レイノー現象といった症状が出現したり、進行すると肺線維症や間質性肺炎、逆流性食道炎、腎障害などの内臓病変が出てくるとされています。しかし、実際に当院で漢方治療のみで経過観察を行っている患者が何人かいらっしゃいますが、全例強皮症症状の悪化は認められておらず、比較的経過は良好です。もし強皮症と診断されたが、有効な治療方法が見つからず、困っていらっしゃる方がいれば、ぜひ当院までご相談ください。当院ではその方の体質に合わせた漢方治療を提供することが可能です。
  5. MCTD(混合性結合組織病)
    混合性結合組織病(mixed connective tissue disease:MCTD)は、膠原病の中でも複雑な病態を持っているため、なかなか診断がつけにくい疾患です。SLEや全身性強皮症、多発性筋炎に似た臨床所見が重複して出現し、血清中の抗U1-RNP(ribonucleoprotein)抗体価が高値であることから診断がつけられます。MCTDも強皮症と同様に現代医療ではなかなか治療方法の選択が困難で、当院に来院されるMCTD患者はほとんどがステロイド治療を受けて来られます。もちろん当院ではステロイド治療は行わず、主に漢方治療のみで経過観察をしておりますが、症状の進行はなく、比較的良好な経過をたどっている患者がおられます。MCTDで治療選択に迷っている患者は、ぜひ当院までご相談ください。
  6. (尋常性)乾癬
    乾癬の中でも最も多い(70〜80%)ものは尋常性(じんじょうせい)乾癬ですが、これは皮膚紅斑や皮膚肥厚などの銀白色のフケのようなもの(=鱗屑【りんせつ】)が付着しはがれ落ちるなどの症状がみられる疾患です。乾癬の患者にも積極的に漢方治療を行っておりますので、希望される方はぜひ当院までお問い合わせください。
  7. 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)・甲状腺機能低下症(橋本病)
  8. その他膠原病・自己免疫疾患

炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)

 炎症性腸疾患(Inflammatory bowel diseases:IBD)とは、ヒトの免疫機構が異常をきたし、自分の免疫細胞が腸の細胞を攻撃してしまうことで腸に炎症を起こす病気だと考えられています。症状としては慢性的な下痢や血便、腹痛などがあります。炎症性腸疾患といえば、広義の意味では感染性腸炎なども含まれるのですが、現在では主に潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis:UC)とクローン病(Crohn’s Disease:CD)の2疾患を指す言葉として用いられています。両疾患とも比較的若い方に発症しやすく、日本の患者数は年々増加傾向にあります。現代医療では根治することは極めて困難であり、生涯治療を継続する必要があるとされています。2014年時点で日本国内だけでも潰瘍性大腸炎で17万人、クローン病で4万人と、この2疾患だけですでに20万人を超える患者が難病指定登録されており、年間1万人以上もの患者が新規に発症しています。
 潰瘍性大腸炎とクローン病は、比較的若年層に発症する原因不明の腸管の慢性炎症であり、再燃と寛解を繰り返す難病であるという点では共通しています。しかし後に示すように、両者には炎症の起こる部位に違いがあったり、内視鏡初見に違いがみられたりと、臨床所見に多少の違いがあるとされています。いずれにしても、当院では個々の患者に合わせた漢方処方をすることによって、炎症性腸疾患の根本治療を行っております。

  1. 潰瘍性大腸炎
    潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis:UC)はクローン病とは異なり、大腸のみに炎症が認められる炎症性腸疾患であり、基本的には肛門側から口側へ向かって連続性の病変が認められる疾患です。肛門〜直腸付近の粘膜病変が存在するため、主に下痢と鮮血便が主な症状となります。当院の経験として潰瘍性大腸炎にも漢方治療は有効です。当院では比較的軽症の潰瘍性大腸炎であれば、漢方治療と生活習慣改善(特に食事)によってかなりの割合で改善・寛解まで導くことが可能です。標準治療に抵抗がある方や疑問をお持ちの患者は、ぜひ当院までご相談いただければと思います。
  2. クローン病
    クローン病(Crohn’s Disease)は、大腸のみならず口から肛門までの全消化管に炎症が起こる疾患であり、同時あるいは異時的に非連続性の炎症所見が腸管に多発するのが特徴です。強い炎症が肛門周囲に及んだ場合には痔瘻(じろう)と言って、肛門周囲の皮膚に瘻孔が形成されることもあります。このような場合には、外科的な処置が必要になってくる場合があります。潰瘍性大腸炎と同様、一般的には認められていませんが、当院の経験上クローン病にも漢方治療は有効な治療手段となります。当院では軽症〜重症の症例まで、クローン病の治療経験がございますので、漢方治療をしてみたいという患者は、ぜひ当院までご相談ください。

生活習慣病

  1. 高血圧症
    現在の高血圧の基準値(収縮期130未満)には、しっかりとした科学的な根拠がありません。当院ではできるだけ降圧剤に頼らないで血圧を下げていけるように、患者にライフスタイルを改善することを指導しております。降圧剤の減薬・断薬相談など随時行っておりますので、希望される方はぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。
  2. 脂質異常症
    現在日本国内の脂質異常症に対する治療は、スタチン系薬の投与がゴールドスタンダードとなっています。しかし、当院ではスタチン系薬は様々な観点から危険な薬剤と考えており、スタチン系薬の長期投与は全くお勧めできません。当院では主に生活指導により脂質異常症の改善を目指します。断薬相談や生活指導相談など随時受け付けておりますので、希望される方はぜひ当院までご相談ください。
  3. 糖尿病(2型糖尿病)
    糖尿病は、ミトコンドリアの糖のエネルギー代謝異常により細胞内で糖が利用できない形になっており、結果としてインスリン抵抗性が生み出されるという病態が考えられています( 2017;13(4):370-385)。ですから、糖尿病の本質は「細胞内の糖欠乏」であり、当院ではこの病態を助長してしまうような糖尿病の治療(血糖降下薬など)は全くお勧めしておりません。むしろ、積極的に糖質(グルコース+フルクトース)を摂取することにより、糖欠乏状態を是正していくことこそが糖尿病にとっては必要なことであるとの認識の下で、患者には食事を含めた生活習慣改善を指導しております。当院での指導・治療をご希望の方は、ぜひお問い合わせください。
  4. メタボリック・シンドローム

がん

・がんの本質について
 これまでの医学の常識によれば、がんは遺伝子の病気であり、一度できてしまったら治らない「不治の病」であるというのが通説でした。この医学常識の根本にある理論が「Somatic Mutation Theory(:SMT)」という理論で、これは端的に言えば「がんは細胞の核内の遺伝子変異が原因で起こってくる」とする理論です。この理論に則って行われている治療が現代医療のがんの3大標準治療です。すなわち「外科的切除(切り殺す)」・「抗がん剤治療(叩き殺す)」・「放射線治療(焼き殺す)」ですね。これは不可逆的な遺伝子変異が起こってしまったがん細胞はとにかく攻撃して殺しきるしかない、という危険な発想から生まれた治療方法です。
 しかしながら、この医学常識とも言えるパラダイム(Paradigm:認識の枠組み)に反する論文が近年次々に報告されるようになって参りました。特に衝撃的な著作が2011年に出版されました。それは、ボストン大学の生化学教授であるThomas Seyfried博士の「Cancer as a Metabolic Disease」という本です。Seyfried博士はこの本の中で、がんの本質は遺伝子変異ではなく、「ミトコンドリアのOxphos(酸化的リン酸化)の障害である」と述べておられます。また、近年の研究でがんは細胞自体が問題なのではなく、周囲環境(microenvironment)が問題なのであるという論文が急速に増えてきており、実際に近年のがんの主要医学雑誌に掲載される基礎研究論文の大半はすでに遺伝子の研究ではなく、がん代謝や微小環境に焦点を当てた研究内容になっており、開発される抗がん薬も遺伝子をターゲットにしたものではなく、代謝や微小環境を対象にしたものが増えてきています。当院でも、がんはがん化した細胞自体の問題ではなく、がんの周囲環境、すなわちがん細胞が置かれている”場”の乱れがあると考えていますので、より一層”場”を乱す恐れのある標準治療(手術・抗がん剤・放射線)には頼らず、がん患者の体内環境を整え、改善していくということに重点を置いた治療を勧めております。

  1. がん漢方治療相談
  2. がん代替医療相談
  3. その他がん治療に関するセカンドオピニオン

婦人科系疾患

  1. 月経前症候群(PMS)
  2. 月経不順・月経困難症
  3. 子宮筋腫・子宮内膜症・子宮線筋症
  4. 不妊症・不育症

当院で勧める食事について

その他

  1. めまい、耳鳴り、難聴
  2. 慢性頭痛(習慣性頭痛、偏頭痛など)
  3. 精神科断薬相談
  4. ワクチン予防接種相談(お子様の予防接種、インフルエンザ予防接種など)
  5. その他医療相談

傷の治療(=湿潤療法)について

当院では、擦り傷・切り傷・咬み傷・火傷・凍傷など、あらゆる傷に対して「湿潤療法」を勧めております。「湿潤療法」を希望される患者は、ぜひ当院までご相談ください。「湿潤療法」に関してさらに詳細を知りたい方は、こちらをお読みください。