インフルエンザの予防と治療について(2020年12月1日のtwitterより転載)
先日からお伝えしてきたインフルエンザワクチン予防接種とタミフルなどの治療薬についてですが、結論としてはどちらも有効であるどころか有害で、ワクチン予防接種は受けるべきではなく、タミフルなどの治療薬も必要がない、ということでした。
それでは、当院では予防と治療はどうしているのか。当院では、当院のホームページにも記載させていただいているように、慢性疾患を根本治療するためには、生活習慣を整えることがまず何よりも必要であると考えています。実はこれは何も慢性疾患に限った話ではなく、風邪やインフルエンザのような急性期の感染症に対しても言えることです。ウイルス感染であろうが、細菌感染であろうが、感染を引き起こしたとしても、症状が起こる人と起こらない人との違いは、結局のところ体づくりができているかいないかにかかっていると考えています。そのためにはやはり、ライフスタイル全般を整えることが何より重要です。そして、ライフスタイル=生活習慣の中でも、当院では「食事の質」を改善することが何より大切であると考えています。普段から食事が偏っている人や、コンビニ・スーパーの既製品ばかり摂っている人、お菓子ばかり食べている人、外食でファストフードばかり摂っている人が健康にはなれません。当院が勧めるような、質の高い食材を使って体づくりがきちんとできている人の方が、ちょっとした生活習慣の乱れやストレスにも対応できると当院では考えています。そのような人の方が、インフルエンザやコロナウイルスにもかかりにくいでしょう。当院では、日々の食事の質を高め、生活習慣を改善することにより「体づくり」をしていくことこそが最大のインフルエンザの予防対策になると考えています。そして、何度も言うように、そもそもインフルエンザの予防接種などは有害であり、不要であると考えています。
ではこの「体作り」はどのようにしていくべきなのか??これについては話し出すと長くなるので、また徐々に情報提供していければ、と考えています。ヒントは、「崎谷式パレオダイエット」です。これは私の師匠である崎谷博征先生が提唱されているダイエット方法です。興味ある方は調べてください。
それでは、インフルエンザやコロナウイルスにかかってしまった場合どうすればよいでしょうか。免疫力の低下した高齢者などに限らず、「体づくり」ができている人でも、生活習慣の乱れや強いストレスなどで一時的に免疫力が低下してしまいインフルエンザなどにかかってしまうこともあるでしょう。そのような時に一般的な病院へ行けば、基礎疾患のある方や高齢者など感染リスクの高い人たちがたくさんいます。もし本当にインフルエンザだった場合、病院へ行けばそのような人たちに感染を広げてしまう恐れがあります。ですから当院では、若い体力のある人であれば特に、インフルエンザであろうと病院受診は不要ですし、タミフルなどの薬剤投与も不要と考えています。ハチミツや果物をしっかり摂り、必要最低限の水分補給と栄養補給をしながら十分な休息と睡眠をとっておけば、1週間もかからずに改善するでしょう。頭痛や関節痛がひどくて眠れないような時のみ、アスピリン(当院では「ケロリン」も勧めています)を少量摂り、痛みを和らげてやれば良いでしょう。
ちなみにアスピリンは解熱鎮痛薬として使用してはいけないと主張している方もいらっしゃいます。しかし、詳細はここでは省きますが、当院ではアスピリン(アセチルサリチル酸)はミトコンドリアの糖のエネルギー代謝を高める作用があるために、患者への使用を推奨しています。インフルエンザに対しては、それ以外の過剰な治療はほとんど必要ないと考えています。とはいえインフルエンザ疑いで当院に来院された患者には、何もせずに帰ってもらうわけにはいかない(本当はそれでも良いのですが)ため、とりあえずインフルエンザの迅速検査をし、A型かB型かを判定します。症状がひどい場合には漢方煎じ薬や漢方エキス剤を処方しています。
また近年では、介護職や病院関係者だけではなく、毎年インフルエンザの予防接種を半ば強制的に打つように言われることがあるようです。何か基礎疾患をお持ちの方で、このような予防接種を打つことにためらいのある方は、ぜひご相談ください。院長が診察した上で打つことを避けるよう記載した診断書など必要があれば作成できます。
インフルエンザワクチン予防接種や治療薬について本当のことは、不勉強な医師や他の医療従事者はほとんど何も知りません。たとえ知っていても患者に本当のことは言いにくいものです。なぜなら彼ら自身も製薬業界では鵜飼の鵜であり、今の医療業界のシステムの下で飼いならされているに過ぎないからです。