コロナ禍における教育システムの変化について(2022年1月28日のtwitterより転載)
世間では、特に都市部において、オミクロン株感染拡大に伴い、各小学校・中学校で学級閉鎖が相次いでいるようです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220126/k10013451131000.html
コロナパンデミック創作によって、教育も崩壊させるつもりだと仰っている方々も多くいるようですが、まさにその通りだと思います。しかし、そもそも明治以降の義務教育というのは、裏を返せば「洗脳教育」と言えるものであり、権力者にとって都合の悪いことは一切学校では習いません。私は権力者たちによって作られてきた「学校」というシステム(=政府の教育システム)自体が、従順で隷属的な人格形成には役に立ってきたとしても、私たちの子供たちに真実を伝えることを妨げ、個性を奪い、多様性を失わせ、社会の発展を阻害してきた最も大きな要因であると考えています。結局今の日本の教育は「偏差値教育」に成り下がっているのであり、そもそも世の中が本当はどうなっているのか?あるいはこれからどうなっていくのか?ということに関する本質的なことなどは、自分で学ばない限り誰も何も教えてくれません。つまり学校では何も本質的なことは学べない、ということです。だから私は「学校には期待するな」ということをここで改めて声を大にして言いたい。
子供達にとって本当に大事なことは「学校教育」などではなく「家庭教育」です。日々家庭で親や祖父母、あるいは近隣の人々が子供たちに本質的な学びを与えることこそが子供の個性を伸ばし、真の成長を促すのです。そこで子供達は義務教育では教えられないことを学べることが重要です。食育や人との関わり方、情報の集め方、世の中の仕組み、その他、生きていく上で本当に重要なこと、などなど。このように学校に頼らなくても、家庭や地域コミュニティにおいて子供達が自由闊達に学べる環境があることが重要なのです。とは言え、核家族化、地域コミュニティの崩壊、学校教育・義務教育への依存、などによって、家庭教育環境は今や絶望的となっていると言えるでしょう。もちろんこのような状況は、意図して社会の中で醸成させられてきたものです。権力者たちにとっては本質的な家庭教育をしてもらっては困るからです。
そして、今このコロナ禍において、冒頭にも挙げたように、義務教育すらもまともにできなくなる事態が頻発しています。もちろんこれも自然発生的に起こっているというよりも、「意図して」そのような状況が作られていると言えるでしょう。それでは今後学校教育はどのように変化していくのでしょうか?それはもちろんAI化、デジタル化です。今後はタブレットを用いたオンライン学習が主流になってくるでしょう。
https://smile-zemi.jp/art/02/sho/coming2020/
そしてそのAI化・デジタル化によって子供達をデジタル仮想空間で学ばせることによって、もはや「学校」という場さえも要らなくなります。いずれはネット上に開校されたバーチャルスクールで、AIティーチャーが生徒を教える、ということになってくるでしょう。そうなれば、それを我々が望もうが望むまいが、受け入れようが受け入れまいが、我々の子供達がネット上の仮想空間にかり出されて、義務教育を受けることになります。しかしそれは教育システムの形が変わっただけで、結局中身は何も変わりません。いずれにせよ権力者にとって都合の良い教育システム(義務教育)の下では本質的なことなど何も教えてもらえず、その枠組の中では何をどう学ぼうと、所詮は表面的な「偏差値教育」に終始することになるでしょう。義務教育が終わった後も、よほど自分で主体性を持って動こうとしない限り、既存の常識や組織の論理に囚われ、作られた社会システムから脱却することなど到底できません。もちろんそれで自分が幸せに生きていけるのであれば良いでしょうけれども、そうでなければこの世は途端に生きづらくなります。
例えばこのコロナ禍・ワクチン禍の中で、世の中に疑問を持ち始めた人の中には、自分が今まで常識と思ってきたものが打ち崩された感覚を持っている人も多いでしょうし、これからどうしていけば良いのかと、途方に暮れて深く悩んでいる人も多くいらっしゃることでしょう。これまでの義務教育や世の中の常識に囚われているようでは、そのような悩みを解決することは決してできません。自分が主体となって考え、調べ、行動し、自分が答えを見出していくしかないのです(=クリティカルシンキング)。私はそれが大人になってもできている人が本当に少ないと思います。だからこそ、そのような訓練を本来は幼少期からしておくべきなのです。しかし先述した通り、義務教育もダメ、家庭教育もダメということになれば、もはやどうすることもできません。大人になってから悩み始めた人は、最終的には自分の直感や第六感を頼りに意思決定をしていくしかないのかもしれません。
もちろん私もそうでした。大人になってから自分の感じていることと周囲のギャップに悩みに悩み抜いてきました。そして、最終的には自分の直感を信じ、他者の意見やアドバイスを全て無視して、ひたすら全ての事柄に対して自己決定してきた結果が今に繋がっていると強く感じています。ですから、今もし周囲とのギャップに悩んでいる人がいれば、ぜひ悩み抜いて欲しいと思います。そして自分自身が本当にどうしたいかという心の声に向き合って、それに正直になって欲しいと思います。もしかしたらそれは非常識で、一般的には認められない逸脱したことかもしれません。しかし、実はそれこそが本来自分の志すべき道なのであり、自分自身の生き方なのです。自分自身がそれを真に理解して実践できることこそが、自分らしく生きるためには本当は重要なことなのです。それをぜひ義務教育=洗脳教育を受けている子供達にも知ってもらいたいと私は思います。学校教育、偏差値教育で得られることなどごく僅かです。自分が本当に知りたいこと、知るべきことは偏差値教育では得られないことの方が多いのです。一般常識からは逸脱したことでも、本当に心揺さぶられること、本当に知りたいこと、それを自分で学び抜く力を今後はつけていきたいものですね。