ワクチン接種者からの影響とエキソソーム(2022年1月5日のtwitterより転載)

さて、今回は当院でも注目している「ワクチン接種者からの影響とエキソソームについて」というテーマで私の知り得たこと、今の時点で考えられることを書いていきたいと思います。

昨年末にも述べていたことですが、最近当院の症例として、ワクチン接種者からの影響としか思えないような症状で来院される患者が増えています。特に多い印象なのが、ワクチン未接種者の妊娠適齢期の女性の方で、不正出血・月経痛・頭痛など、月経周期に伴って変な症状が出現してきたという症例です。また、急に蕁麻疹や発疹が出てきた、落ち着いていたアトピー症状が急にひどくなってきた、人生で初めて帯状疱疹が出現した、持病の頭痛が急にひどくなったなどの症状や、他にも全身倦怠感・原因不明の発熱・動悸・息切れなどが急に出てきたと言って受診される患者が、9〜11月頃まで多くおられました。昨年末頃からそのような患者は減ってきた印象ですが、そのような症状を訴える人はみんな口を揃えて「ワクチン接種したばかりの人が近くにいた」と仰っていました。これが一例二例であれば「気のせいだろう」となっていたかも知れませんが、何度も経験すると流石に看過できない状況だと思い始めました。再度繰り返しますが、これら全ての症例に当てはまることは「新型コロナ遺伝子ワクチン接種者が周囲に増えてきた状況下で症状が出現してきた」ということです。では、これらがワクチン接種者からの影響が未接種者に対してあるとした場合、そのメカニズムとして考えられることとは何でしょうか?

これも何度か申し上げてきたことですが、私は「エキソソーム(細胞外小胞)」が関係している可能性が最も高いと考えています。エキソソーム(exosome)とは、あらゆる種のあらゆる細胞から分泌される細胞外小胞(Extracellular Vesicles: EVs)の一種で、大きさとしては直径30-200nmほどのものです。エキソソームは、1980年代に初めて細胞外分泌メカニズムの一つとして同定されました。現在では、エキソソームを含めた細胞外小胞(EVs)は、あらゆる生命活動・生理現象に影響を与えていることが示されています。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/3597417/

また、エキソソームはそのサイズと生体適合性の高さから、血液脳関門も通過でき、あらゆる細胞に親和性があるので様々な臨床応用のための研究も盛んに行われています。

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fbioe.2020.586130/full

エキソソームについては大変興味深い内容の論文がいくつも発表されています。例えば細菌などから放出されたエキソソームによって運搬される細菌由来の遺伝子が、細菌-細菌間、あるいは細菌-宿主間の相互作用に関わっていることが示されています。

https://journals.plos.org/plospathogens/article?id=10.1371/journal.ppat.1009508

これまで遺伝子は子孫に受け継がれていく(垂直遺伝する)ことは当たり前の現象としても知られてきましたが、このような多種間でも遺伝子が水平移動(水平遺伝)することが、実際に現象としてもメカニズムとしても明らかにされたということは、遺伝学的に非常に意義深いことであったと言えるでしょう。また、食品中の遺伝子やタンパク質などを内包したエキソソームが小腸粘膜から取り込まれ、全身を循環することによって食品中の遺伝子が我々の細胞の遺伝子の一部になっている可能性が示唆される論文も報告されています。

https://academic.oup.com/advances/article/11/3/687/5651309?login=false

さらに、疾患特異的な遺伝子(miRNAなど)がエキソソームとして我々の呼気中にも排泄されており、それが疾患のバイオマーカーになるということが報告されています。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23683467/

https://www.jacionline.org/article/S0091-6749(13)00524-1/fulltext

すなわち、我々の体内を循環しているエキソソームは、我々自身の体細胞や体内常在菌や真菌、あるいはウイルスなどに由来する様々な遺伝子(DNAやRNA)を含んでおり、あらゆる細胞間や体内の微生物間の情報伝達に利用されているだけでなく、呼気などから体外にも排泄されている、ということです。この呼気などから体外に排泄されたエキソソームが実際にどのような運命を辿るのか、自分だけでなく周囲の人間にまで影響するのかについてはまだほとんど何も分かっていませんが、多種間でもエキソソームに内包された遺伝子が水平移動するという事実から、私は可能性としてはあり得ると考えています。

ここで、今回のSARS-CoV-2やmRNA遺伝子ワクチンについて考えてみましょう。まず、エキソソームを介してSARS-CoV-2由来の遺伝子(RNA)が体内で運搬され、ウイルス感染が宿主内で助長されたり、血栓症を促進されたりする可能性が示唆されています。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6789493/

また、ワクチン接種後に体内に侵入したSARS-CoV-2のスパイクタンパクをコードするmRNAは、レトロトランスポゾンであるLINE-1などにより逆転写され、我々のDNA配列に組み込まれキメラ遺伝子が作成されることを示した論文があります。

https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2105968118

そのキメラ遺伝子が、全く新たな遺伝子としてエキソソーム内に封入された形で体内を循環したり、呼気などから体外に排出される可能性もあります。そして、体外に排泄されたエキソソームが、SARS-CoV-2未感染者あるいはワクチン非接種者の体内に侵入し、生体にとって不都合な症状を引き起こしてしまう。あくまでもこれらはあり得るという“可能性”について述べたものであり、今の段階ではまだ「仮説」に過ぎません。体外に排泄されたエキソソームについてはまだその研究は発展途上であり、感染性(伝播性?)があるのかどうかについてもまだよく分かっていません。

ちなみに、ワクチン接種者からの影響と考えられる諸症状が、不正出血など瘀血に関連する症状や、発疹や蕁麻疹などの皮膚症状となって現れやすいことを考えると、それらはもしかしたら体内に侵入したエキソソームを排泄(デトックス)するために引き起こされている症状なのかもしれません。いずれにせよ、エキソソームに関する今後の研究が待たれるところです。しかし、ワクチン接種者からの影響としてこれまでここで述べてきたことは、当たらずとも遠からずではないかと愚考していますし、当院ではあるものと考えて患者にも説明しています。

以上、参考にしていただければ幸いです。

ワクチン接種者からの影響とエキソソーム(2022年1月5日のtwitterより転載)” に対して1件のコメントがあります。

  1. タツヤ より:

    ワクチンは他人を守るどころか他人に悪影響を及ぼすんですね。
    元々ワクチンで他人を守るなどと言うデマ(あえてそう書きます)は非科学的だと考えていましたが…。

  2. 安藤礼子 より:

    ワクチン接種者からのシェディングは、ワクチン接種開始当初から指摘されていたことで、実際に先生が指摘されている通りだと思います。ただ、私が楽観している点は、私達は自らが主体的にこの自己免疫を誘導するリスクあるワクチンを接種しない限り、自己と非自己の中で機能する自然免疫、獲得免疫が、被接種者からのエキソソームをあくまでも他者として認識して攻撃してくれるのではないか、そして、その点で、様々な症状が発現するかもしれないけれども、他者の細胞内で増幅されたワクチンのm RNAの情報を拒絶する健全な免疫応答が起きるのではないかということです。私は、キリスト者として洗礼を受けた者ですが、創造主は、私達が自分勝手に創造主が創り与えたもうた遺伝情報に敢えて何か付け加えるような僭越なことをしない限り、自己同一性を喪失するような過酷な裁きをされることはないと信じています。

    1. 大山 より:

      再生医療の説明の中に『細胞を含まないため拒否反応が起きず安全性が高いエクソソームを利用した再生医療』とありました。
      なので 非自己と認識しないのではないでしょうか?

  3. あずき より:

    10月から始まるレプリコンワクチンが恐ろしいです。
    従来の接種よりも多量のmRNAを体内に注入するみたいですから。
    mRNAは抗体を産生したあとちゃんと消滅してくれるのでしょうか。
    また例のSV40プロモーターのような環状DNAの混入があるのではないか。
    DNAに取り込まれてキメラ遺伝子細胞になるリスクは投与量に比例して上がりませんか。
    接種者はエキソソームに加えスパイク蛋白も放出しますからシェディング被害も比例して増えそうですね。

    1. 大山 より:

      レプリコンワクチンとは自己増殖型ですよね。
      なので 自己増殖し、消滅することなく、いつまでもスパイクタンパクを作り続けるのではないでしょうか?

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