昨日昼頃、安倍晋三元首相が奈良県で自民党立候補者の応援演説中に銃撃され死亡するという事件が日本中を駆け巡り、激震が走っています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e9c7615da2c9e007f744ca4c16d1279708aa5c23（元記事は削除済）

銃撃した容疑者はすでに殺人未遂の疑いで逮捕され、殺害の意図があったことを供述しているということですが、すでにネット上ではこの事件に関して様々な憶測が飛び交っているようです。先に挙げた記事でも、政治的な意図があっての暗殺だった可能性についても触れています。また、私の師匠である崎谷博征先生も早速自身のFBページで、今回の犯行は安倍元首相が権力者の利権争いに抵触したために意図して殺害されたということを仄めかす内容の記事をアップされています。

https://www.facebook.com/hiroyuki.sakitani.9/posts/5056622597783755

もちろん傀儡とはいえ、曲がりなりにも首相として長らく日本を動かす立場にいた安倍さんほどの人間であれば、権力者たちが目指す今後の世界秩序の形成に邪魔だと判断されれば、暗殺されるという可能性は十分にあると言えるでしょう。そして実際に歴史的にはそのようなことが繰り返されてきました。しかし今の時点では、私などには今回の安倍元首相銃撃事件の真相がどうかなどわかるはずもありません。また、その真相を知りたいともあまり思いません。知ったところで私が見ているこの世界が何か変わるわけではないし、私がすべきことが変わるわけではないということを私自身が理解しているからです。

それよりも何よりも、同じこの国に生きていた人間、しかも形上は日本のトップに位置していた人物が真昼間に応援演説中に銃撃されて死亡した。このことは歴然たる事実であり、誰も否定できないことです。当たり前の話ですが、どんな理由があろうとも、こんなことが許されて良いはずがありません。また、今回の事件が「因果応報」・「天罰」であるとか、「今回の事件が元で今後自民党が選挙で有利になり、改憲・緊急事態宣言まっしぐらだ」などと主張する不届きものがおりますが、たとえ本当にそうだとしても、そのようなことをこのようなタイミングで主張する神経が私には全く理解できません。特に私自身が安倍元首相の支持者であったというわけではありませんが、まずは同じ日本に生きる一人の人間として、今回の銃撃事件をとても痛ましく思いますし、お亡くなりになられた安倍晋三元首相の御霊が安らかならんことを心からお祈りしたいと思います。

その上で、今後も今回のような痛ましい事件が起こった時にこそ、我々は浮き足立たずに、冷静にいるべきであると私自身は常々感じています。起こった事実をありのままに受け容れ、それ以上のことを詮索する必要はないし、パニックになって慌てふためく必要もない。しかしこれまでのコロナ禍・ワクチン禍・ウクライナ禍・選挙禍の経緯を俯瞰して見ていると、大半の人は今回のことに関しても冷静でいられないのかもしれません。特にSNSなどでは本当に様々な憶測や陰謀論的な話など、過激な偏った情報がリアルタイムで交錯し、感情が揺さぶられてしまわざるを得ない。もちろん人間ですから、ある程度は感情が揺さぶられ、多少は怒りや悲しみに打ちひしがれてしまうことは致し方ない。しかし、それで冷静さを失ってパニックになったり、右往左往して自分を見失うことだけは、自分自身のためにも避けるべきであると思います。今回の事件でも、情報過多で冷静さを失ってしまっている人は、一旦情報収集すること自体を中断した方が良いと思います。あくまでも事実のみを受け容れ、勝手な憶測で飛躍した話や陰謀論的な話には特に耳を貸さない方が良いでしょう。怒りや憎悪の感情に振り回されることになるのがオチだからです。

今後もこの歴史の大転換点において、おそらく日本国内だけではなく世界規模でこのような凄惨な事件が多発してくることが予想されます。コロナ禍以上に世界を混乱・混沌に陥れる一大イベントがやってくる可能性も非常に高いと思います。その度に心乱されていたら、普通に生きていくことさえできません。もちろんコロナ禍で悲惨な目に遭ったり、ワクチン後遺症に悩まされるなどしている人のように、当事者になって辛い思いを味わうことになる可能性もゼロではありません。しかし、そうなったとしても、頼れたり支えたりしてくれる人やコミュニティを今から自分自身で見つけておくべきなのです。

再度言いますが、「事実のみを受け容れ、冷静でいるべし」。これが今回のような事件が起こったときに我々が心がけるべきことです。冷静でいられないなら余計な情報は排除すべし！そして、どんな時も冷静でいられるよう促してくれる人やコミュニティを大切にすること！それが本当に重要なことなのです！