分断や対立を生まないために必要な考え方(2021年9月14日のtwitterより転載)
『温厚だった妻、陰謀論の動画にはまり「まるで別人に」…[虚実のはざま]第4部 深まる断絶』(読売新聞オンラインより)
上記記事のように家族内でも分断が生まれている状況を、当院としても非常に心苦しく思っています。このような時こそ「中庸」という考え方が大事ですし、価値観や意見の対立する際にお互いを尊重し合う態度が何より重要だと思います。もちろん当院としては新型コロナ遺伝子ワクチン接種には真っ向から反対の立場ですし、当院患者あるいはフォロワーの皆様には、打つべきではないという根拠を添えて訴えてきました。その時点で立場として「中庸」ではないだろう、と言われたら確かにそうかもしれません。しかし、だからと言って当院ではワクチン接種者を拒否したり否定・非難したりするつもりは全くありません。実際に当院には毎日のようにワクチン接種済みの初診患者が来院されますし、その方達に何か聞かれた場合にのみ当院のワクチンに関する見解をお伝えするようにしています。その度に「貴重なご意見ありがとうございます」と言われても「ワクチン接種者を否定するのか、けしからん!」という人は全くいません。このことからも、打った人の中には疑問に感じながらも打っていた人が多くいて、当院の見解に対して共感してもらえる人が多いということなのかなと私は考えています。
また、最近当院では先に挙げた記事内でも紹介されていたように、家族間での分断が生じていることに関する相談を受けることが増えてきました。当院では「妻が家族にワクチンを打って欲しくないと思っているのに、夫が職場でワクチンを打とうとしている」、というパターンが一番多いように思います。そのような相談に対して、いつも「貴女が色々調べて旦那さんに打たせたくないのは非常によく分かるけれども、旦那さんの意思も否定することなく尊重してあげてください」と言うようにしています。そして「夫婦といえども血も魂も繋がっているわけではない。たまたま夫婦でいるだけの二人でしょ」とも。
ちなみに家族にワクチンを打たせたくないと考えている人の中には、接種者からの影響などを心配している人も少なからずおられ、当院としても実際にそれはあると考えています。ですから、それを心配されている場合には、接種してしばらくの間は接種者には濃厚接触しない方が良いと伝えています。また、ワクチン接種を拒否し家族にも打たせたくないという人の中には、ワクチンが人口削減兵器であり、数年後に接種者は皆死んでしまうと信じて疑わない人もいるようです。当院ではその真偽はわかりかねますが、いつも「家族と分断されて不幸になるくらいなら、そんなこと信じるな」と言っています。例え接種者からの影響があろうが、ワクチンが人口削減兵器であろうが、家族や友人と意見や価値観の相違で分断が生まれている状況は本当に不幸としか言いようがない。もちろんそこでバッチリ意見や価値観の合う人がいればいいのですが、どうやらこのコロナ禍ではそうでない場合の方が多いようです。
そして私はそれこそが支配者層の望んでいることと考えています。実際に今やその作られたコロナパンデミックによりどんどん一般市民の間で、家族であっても分断が進んでいっています。このような状況で本当に必要なことはなんでしょうか?決してお互い否定し合い、けなし合う泥仕合をすべきではない。このような状況の中で本当に必要なことはお互いの価値観を尊重し合い、赦し合うことだと私は考えています。接種者は接種者なりの考え、非接種者は非接種者なりの考えがあることを認め合うということです。至極当たり前のことなのですが、多くの人が色んな情報を前にしてそれができなくなっている。そして不確定な情報を信じこみ、自分が正しいのだと思い込み、家族にまで(家族だからこそ?)打つことを強要する、あるいは逆に打たないことを強要する。これでは分断が生じるのは当たり前だと思います。打つ人は打つことが正しく、打たない人は打たないことが正しいと思っているのですから。
もちろん当院ではワクチン接種はすべきでないと考えており、それについてできるだけエビデンスのある正しい情報発信をしてきたつもりですが、それすらも「絶対的に正しい」と言うつもりは毛頭ありません。その情報を元にどう考えるかは、結局のところ完全に個人の自由なのです。つまり、ワクチンを打つのも打たないのも最後は自分次第。自分が決めて後悔しないようにすればそれで良い。そしてそれを家族や他者にも認めてもらうこと。もし認めてすらもらえなければ・・・不幸な分断が待っているかもしれませんが、それも自分の人生だと思って諦めるしかないでしょう。