医者が教える世界一やさしい薬のやめ方(2026年3月14日読書会まとめ)

要約

骨粗症診断と検査の課題

骨粗症の診断と治療について議論し、整形外科での診断プロセスと骨密度検査の限界について説明した。骨密度検査が一部の骨の状態のみを確認するため、広範囲な評価には不十分だと指摘し、検査結果のばらつきや過剰診断のリスクについて懸念を表明した。検査結果の変動性と栄養状態の影響について言及し、骨粗症の診断には慎重な姿勢を保つべきだと述べた。

デキサスキャン検査議論会議

デキサスキャンの検査について議論し、ガイドラインでは年1〜2回の検査が推奨されるが、繰り返し検査には放射線被ばくへの懸念があると説明した。この検査が小柄な人では骨密度が低く測定される傾向があり、骨折リスクの過大評価につながる可能性があると述べた。ビスホスネート製剤について、破骨細胞の働きを止めて骨の破壊を停止し、骨密度が上がるが骨折しやすくなるという皮肉な結果が出ると説明した。

ビスホスホネート製剤による骨折増加

ビスホスホネート製剤による大腿骨骨折の例を紹介し、この薬剤が骨の強靭性を低下させ、外力に対して骨が折れやすくなることを説明した。骨の強靭性にはカルシウムとミネラルだけでなく、コラーゲン組織が重要であると述べ、野生動物が骨を咬む理由について説明した。ビスホスホネート製剤が骨の代謝を抑え、微小な損傷が修復されずに蓄積することで骨折の増加につながると説明した。

ビスホストネット製剤の骨疾患効果

ビスホストネット製剤が顎の骨の死にを引き起こす理由について説明し、これは破骨細胞(マクロファージ)が機能を停止して骨の周囲の微小損傷や毛細血管の消失が蓄積するためだと述べた。また、新しい窒素含有型のビスホストネット製剤が破骨細胞を持つコレステロール合成を止める主作用があるが、骨組織以外の脳でのコレステロール合成やステロイドホルモン合成も阻害するという知見を共有した。

コレステロールと薬物の副作用

コレステロールの重要性について説明し、LDLとHDLの役割を明確にした。スタチン薬がコレステロール合成を阻害するため、破骨細胞や免疫系に悪影響を与える可能性があると警告した。ビスホスホネート製剤の安全データシートを引用し、不妊、生殖毒性、皮膚・呼吸器への刺激、臓器障害などの副作用を指摘した。

ヒドロキシクロロキン薬物説明会

新型コロナウイルス感染症の代替薬としてヒドロキシクロロキンについて説明し、この薬物は1930年代後半にドイツのIGファルベン社(現在のバイエル社)で開発されたものであると述べた。IGファルベン社がナチスドイツの資金源として機能し、ユダヤ人虐殺に使用された薬品を提供した会社であることを説明した。最終的に、ヒドロキシクロロキンは2020年のランダム化比較試験で新型コロナウイルス感染症に対する有効性を証明できず、推奨医薬品から外れた経緯があると述べた。

ヒドロキシクロールキン安全データシート検討

ヒドロキシクロールキンの安全データシートについて議論し、メルク社がシグマアルドリッチ社の株主であることを説明した。USPグレードのヒドロキシクロロキンが化学物質の中で最も純粋な品質を持ちながらも、飲み込むことや皮膚や呼吸器への接触が危険であることが安全データシートに記載されていることを指摘した。データシートには人体に対する発がん性や再生不可能性の生殖障害に関するデータが含まれていないことが報告され、臨床では様々な副作用が報告されていることが述べられた。

イベルメクチン開発の背景説明

FDAのデータに基づいてヒドロキシクロロキンが全身の臓器に悪影響を与える可能性があることを説明し、ポリソルベートとナノ粒子が添加されていることを指摘した。イベルメクチンの開発背景として、1800年代後半にアフリカの河川流域で発生した河川失明症について詳しく説明し、当時の対策として川から離れる移住や殺虫剤の散布が行われたが、根本的な解決には至らなかったと述べた。1971年にメルク社のイベルメクチンが河川失明症の巨大なニーズに登場したことが紹介された。

イベルメクチンの安全性説明会

イベルメクチンの歴史と安全性について詳しく説明した。イベルメクチンは1970年代に大村氏が発見した細菌から開発され、当初は動物用寄生虫駆除剤として成功したが、人用での副作用問題が報告された。イベルメクチンが中枢神経系への影響や重篤な副作用を引き起こす可能性があることを強調し、権威の言葉に盲目的に信じるのではなく、自己調査と疑問提起の重要性を強調した。

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