半農半Xという生き方を目指して 2023年9月6日のX(旧twitter)より転載

ここで何度か説明してきた通り、私が今後作って行こうと思っているコミュニティは、「自立した個人が集う家族のようなコミュニティ」です。理想は「里山ベース ハナビ」さんのようなコミュニティであるということも、これまで何度か紹介してきました。

https://satoyama-base-hanabi.com/

さて、そのようなコミュニティがある、そしてそのようなコミュニティをモデルに、自分もコミュニティづくりに携われるということだけでも、私からすれば大きな救いなのですが、そのようなコミュニティが近くにはなく、あったとしても自分がまだそのコミュニティに親和性がないという状態であった場合にはどうすれば良いか。里山暮らしや自給自足の生活に憧れてはいるが、実際には全く行動に移せていないという方々に、是非とも一つの手段として考えていただきたい生き方が、まさに「半農半X」という生き方です。

この「半農半X」というのは、京都府綾部市在住(当時)の塩見直紀氏が、1990年代半ばから提唱されていた概念を示した言葉です。具体的には、自分や家族や周囲の仲間たちが食べられる程度の農作物を家庭菜園や農地を借りて作りながら、仕事や自分のやりたいことをしながら暮らしていくというライフスタイルのことです。この「X」の部分には何を当てはめても良く、自分が今している仕事でも良し、自分の好きなことをしても良し。いずれにしても「半農」を実践することで、ある程度の自給自足生活を営むことができれば、そこまで「お金」を稼ぐために時間や労力を費やすことなく暮らしていくことは可能になります。

自分自身がこれまでの単なる「消費者」ではなく「生産者」になれるということも、意味合いとしては非常に大きいものだと思います。また、「半農」とは言え、農に時間や労力をかける比率は、人によっては2割や3割程度でも良く、あとは仕事に精を出してより豊かな生活を目指すことも可能です。私自身、塩見氏の著作である「半農半Xという生き方」を読んで感銘を受け、自分もこのような生き方を目指したいと思いました。私の場合は、「半農半Dr」ということになるでしょうか。

このコロナ禍の中で、この「半農半X」という生き方・ライフスタイルに共鳴できる人は増えたはずです。 ただし、ここで間違えてはいけないのが、農“業”ではなく、“半”農であるということです。決してお金のためというわけではなく、あくまでも自分や家族や周囲の仲間のためにやるという心持ちが大切だと思います。できれば趣味のように、楽しんでやれたら良いですし、できたものを周囲の人たちに“シェア”するということができればなお良いですね。

逆に、農でビジネス・金儲けをする、ということを考えてしまうと、必ず収量や売上のことがつきまとう。農をビジネスとして実践するという考え方を否定するわけではもちろんありませんが、もし自分が農をするなら、その目的を金儲けにするべきではないと私は考えています。もし「半農半X」という考え方・生き方・ライフスタイルに興味がある方は、ぜひ塩見氏の「半農半Xという生き方」をお読みください!!(https://www.amazon.co.jp/dp/4789720659

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