当院と松本漢方クリニックとの関係性について 2023年9月25日のX(旧twitter)より転載
HPやこのTwitterアカウントでも何度かアナウンスしてきたことですが・・・。
松本医院は、現院長である私(=松本有史)が、先代院長(私の父親です)から受け継いでから、もうすぐ4年半が経ちますが、先代院長の理論や治療内容もそっくりそのまま引き継いでやっているというわけでは決してありません。ご存知の方も多いかとは思いますが、先代院長が独自の理論(=ヘルペスウイルス仮説)を唱えて自費診療を行なっている「松本漢方クリニック」(同医院HP)という医院が松本医院のすぐ近くに存在しています。
しかしこの「松本漢方クリニック」は、あくまでも先代院長のクリニックであって、私が関係しているわけでは決してありませんし、当院とは治療方針や指導内容も全く異なります。ここではっきり述べておりますが、当院では「あらゆる病気の原因はヘルペスウイルスである」とする、先代院長が唱えておられる「ヘルペスウイルス仮説」を採用しておりませんし、抗ヘルペスウイルス剤内服なども、必要があると判断した場合以外は処方しておりません。そもそも当院では、「病気(多くの場合感染症)の原因は、ウイルス・細菌などの病原体である」とする「病原体仮説」は間違いであると考えています。
一方で、私の師匠となる崎谷博征博士が唱えておられる、「病気の原因は、宿主のミトコンドリアの糖のエネルギー代謝(糖代謝)が低下したことによって起こる」という「宿主仮説」が正しいと考えています。ですから、ヘルペスウイルスを含めたウイルスや細菌などの病原体微生物が、様々な疾患の発病に関わったり、“増悪因子”として関連している可能性は十分あるとは思いますが、それはあくまでも宿主の糖代謝が低下(=免疫力が低下)した“結果”として起こっていることであって、病原体微生物自体が単独の“原因”となって起こっているわけではないというように私は考えております。あらゆる病気の原因は宿主の体内環境(糖代謝)の問題によって起こってくると捉えた場合、あらゆる感染症に対する抗生剤治療や抗ウイルス薬などの抗感染症薬は、須く「対症療法」に過ぎないと考えられます。
結局のところ、そのような薬剤治療はあくまでも「ヘルプ」に過ぎず、やはり宿主の「身体づくり」をすることによって、病的な身体(病気の場)を健康的な身体(健康な場)につくり替えていくことこそが大切なことなのだということを、ご理解いただきたいと思います。誰かまではわかりませんが、当院の患者さんの中でも、当院と「松本漢方クリニック」を混同して他者に紹介したり、SNSやブログなどでも、「松本仁幸医師(先代院長)の唱える『ヘルペスウイルス仮説』はトンデモである、だから松本医院はトンデモ医院である」というようなことを書いている人がいるようです。それは間違いである、ということをここではっきり述べておきたいと思います。
また、最近来院される患者さんの中にも、「松本漢方クリニックとはどういう関係なのですか?」と聞かれる方が増えてきています。その度に「松本医院と松本漢方クリニックは、そもそも治療コンセプトや指導内容などが全く異なる医院です。院長どうしは親子ですが、お互いに関係を保ってやっているわけでは決してありません」とお答えしています。松本漢方クリニックにかかられている患者さんで当院のフォロワーである方には、くれぐれも当院と松本漢方クリニックを混同した内容の情報発信や他者への紹介などは止めていただきますよう、この場を借りて注意喚起させていただければと思います。さらに、松本漢方クリニック(先代院長)が掲げている理論(ヘルペスウイルス仮説)を引き合いに出して、当院のことをネット上で批判している不届き者がいるようですが、そのような批判行為は全くのお門違いですし、即刻止めていただきますよう強く求めたいと思います。
以上につき、当院患者やフォロワーの皆様にはご理解いただけますようよろしくお願い申し上げます。