2026年2月25日読書会要約『ワクチン神話捏造の歴史』p250-260
要約
ワクチン認可プロセスの問題点
ワクチン神話捏造の歴史において、ポリオワクチンについて有名な「カッター事件」について説明した。1953年から1979年に存在した米国保健教育福祉局は、ソーク博士のポリオワクチンを記録的な2時間で認可した。外部の圧力により審査が不十分だったことが記述されていた。当時の認可プロセスが適切に実施されなかったことと、現在の新型コロナワクチンの迅速な認可と比較して、過去のワクチン認可プロセスの問題点が指摘されていた。
ポリオワクチン開発とカッター事件
当初のポリオワクチンの開発と1955年のカッター事件について詳細な説明があった。ウイルスの不活化プロセスが直線的ではなく曲線的な形を取るため、ワクチンから完全にウイルスを除去することはできないという科学的実験結果がある。松本医院は、1955年のワクチンが1954年の試験時とは異なるワクチンであり、神経毒性のある生きたポリウイルス株で満ちているものだったことが記されており、実際に1955年のカッター事件で子供たちとその接触者の家族に感染麻痺死亡が発生したことが報告されている。
松本医院のポリオ事件報告
1955年のカッター事件について詳細に説明し、400,000人がカッター社製ワクチン接種後に260例のポリオが報告されたと述べられていた。松ワクチン接種者から家族への二次感染も発生し、13例が深刻な麻痺を示し5例が死亡したと報告されている。当時の公衆衛生局が情報を隠蔽し、他のワクチン製造業者も同様の問題があったにも関わらず、責任を取らされたカッター社にのみ責任が押し付けられた(スケープゴートにされた)ということが指摘されていた。
ソークワクチンの安全性問題
1950年代に開発されたソークワクチンに潜在的な安全性の問題があることが記載されていた。ワクチン製造プロセスでウイルスを不活化する際の基本的な原理に欠陥があるということが指摘されており、1956年に新しい安全基準が施行された後も、理論的にすべてのウイルスが殺されたと考えられたワクチンに、再活性化されたウイルスが発見されたことが報告されていた。ワクチンがポリオウイルスの感染を誘発し続けたことや、1955年のカッター事件後にワクチン製造業者が自粛してチメロサールを除去し、これまでより効果のない安全性の高い(とはいえウイルスは完全に不活化されていない)ワクチンを使用し始めたことが記載されていた。実際に1955年以降は、ワクチン接種後にポリオ発症する人は減ったが、これは単にワクチンに含まれるウイルス量が減ったためと考えられる。