人類に適合した食事とは!?(2026年7月4日読書会『本当は何があなたを病気にするのか』より)
病気原因論
病気の原因の本質について『本当は何があなたを病気にするのか?(下巻)』第十章を読み上げ、栄養、毒物暴露、電磁放射線暴露、ストレスの四つの要素が病気の大きな原因となると説明した。412ページの還元主義的アプローチの間違いについて説明し、個々の栄養素に焦点を当てることの問題点を指摘した。前回の松本医院オンラインセミナー(6月27日開催)で議論された内容を振り返り、栄養素の詳細な理解とサプリメント補助の概念について言及した。
分子整合栄養学と食品全体性
分子整合栄養学におけるサプリメント補給の必要性について議論し、野生動物や原住民が病気にならない理由を例に挙げながら、その必要性は乏しいことを説明した。現代人には多くの病気が存在することの根本原因を考える必要があると述べ、サプリメント摂取よりも食品全体性の重要性を強調した。松本医院は「フードマトリックス」という概念を紹介し、栄養素が単独で摂取されるのではなく、食品全体として体に取り込まれることの重要性を説明した。
複合栄養素の健康重要性
単一の栄養素をサプリメントなどで補給するのではなく、複合的な栄養素の組み合わせによる相乗効果が健康に重要であることを説明した。ハーバート・シェルトンやブレイロック博士の研究に基づき、食品全体の栄養素が体の健康維持に必要であると述べた。また、食品を薬として使用する考え方は間違っており、医薬品と食品を同等に考える衣食同源の概念は危険であるということを説明した。
松本医院の食品栄養見解
松本医院では、食品が薬として作用するのではなく、栄養物質であることを説明し、食品は細菌を殺したり、体を癒す病気の治癒も行ったりするわけではなく、あくまでもサポートをするために重要であると考えていることを述べた(「医食同源」は間違いということ)。松本医院は、栄養に対する還元主義的アプローチが食品産業に影響を与え、サプリメント業界の発展につながったと指摘した。松本医院は、合成化学物質は自然の食品と同等に再現することができないことを説明し、WHOやコーデックス委員会による基準が食品添加物の使用を認めていることを言及した。
食品添加物とアレルギーに関する議論
食品添加物について議論し、栄養価のない物質は本来毒物とみなすべきだと説明した。WHOの合同食品添加物専門家会議が毒物の使用を許可していると指摘し、安全という概念は相対的であると述べた。現代人のアレルギー症状は、不自然な生活習慣によるものであり、農業や食品生産における有害化学物質使用量の増加とアレルギー発生率の増加に相関している可能性があると指摘した。
栄養失調と食生活の議論
有害物質の暴露と酸化ストレス病気の間の直接的な関連性について説明し、次に栄養失調について詳しく議論した。WHOの定義に基づいて栄養失調は栄養素の不足、過剰、または不均衡を示すものであり、カロリーのみを意識するのは人間だけの特徴であると述べた。加工食品を中心とした食生活では、栄養素の不足が原因で空腹感が続き、過食に陥る可能性があると説明した。
WHO栄養失調定義批判
WHOの栄養失調の定義について批判的に議論し、低栄養は単に栄養素の摂取不足ではなく、衰弱や発育障害などの結果であると説明した。特定の包装済み食品の配布による介入策は、RUTFなどの加工食品では低栄養の解決にはならず、実際の食品の提供が必要だと強調した。エネルギー供給だけでなく、すべての栄養素を豊富に含む本物の食品の提供が重要であると述べた。
栄養サプリメントの摂取に関する議論
栄養サプリメントの摂取について、食生活の根本的な改善が重要であると説明した。サプリメントが一般的に利用される主な理由は、不健康な食習慣を続けながらも望ましい健康を保つという誤った考えであると指摘した。現代人には、既存の生活習慣を変えることが困難であるが、自分自身で適切な食事と生活を考えることが重要であると強調された。
松本医院の食事健康理論
人類の250万年の歴史を通じて、農耕革命前の狩猟採集形態の食事が体に適合していることを説明した。10,000年前の農耕革命以降の食生活ではなく、狩猟採集形態の食事を参考にするべきだと主張した。人類の体に適合する食事について、確実に肉食が含まれていることを述べた。
植物性食品の健康的性質議論
植物性食品の重要性について議論し、人間の体に適合する食形態は雑食であり、肉食に近い食習慣が健康的であると主張した。植物性食品が重要であるという考えに疑問を示し、先史時代の原始人も肉を食べていたことから、植物性食品が自然であるという証明は不十分だと指摘した。動物性食品を食べない社会も存在するが、大多数は肉食であることを強調し、考古学の研究からも確認できることを述べた。
人類の肉食性についての議論
人類が肉食に近い雑食であるという結論について議論し、一部地域では異なるが、全体的に肉食性の側面があることを確認した。肉のない食事で生存し続ける数百万人の人々の例を挙げて反論する第三の根拠について検討したが、健康度の詳細を考慮する必要があると指摘した。人間の解剖学と生理学の視点から、消化器系の特徴により、人類は草食動物よりも肉食動物に近いと結論づけた。
松本医院の食事理論説明
人間の消化器官が草食動物と異なり、植物性食品の消化吸収に適していないことを説明した。ハーバードシェルトンが提唱した「果食動物」という概念について、果物、野菜、ナッツ、種子を主食とすることを指していると述べた。人間の体質に最も合致する食事は果物の過食であり、植物の他の部位も含めると健康に消化吸収できるということは間違いであることを強調した。
プラントベースドホールフード議論
コリンキャンベルが提唱したプラントベースドホールフードについて議論し、未加工の植物性食品を幅広く取り入れる食事法は危険であることを強調した。調理による栄養吸収の改善についての議論に触れつつも、反論が十分に根拠に支えられているかどうかについて懸念を表明した。最終的に、解決策の部分に焦点を当てて、来週以降に議論を継続することを決定した。