インフルエンザワクチンは打つべきか?(facebookより転載 2019-11-4)

季節柄、徐々に気温も下がってきました。そろそろ風邪やインフルエンザが流行りだす時期になって参りましたが、皆様はお身体の調子を崩されたりしておられないでしょうか?

さて、当院でも毎年この時期になると、患者側から「インフルエンザの予防接種を受けようと思うのですが、打ってもいいですか?」とか、「インフルエンザにかかったらどうすれば良いですか?」という質問を受けることが増えてまいります。
そこで、今回はインフルエンザの予防接種やタミフルなどインフルエンザの治療薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)に関する当院の見解をまとめましたので、興味ある方はぜひお読みください。

インフルエンザの予防と治療に関して(松本医院の見解)

1. 予防について 〜インフルエンザワクチンは打つべきか?〜

● インフルエンザワクチンは有害である

 日本では、毎年流行するインフルエンザの予防には、ワクチンを摂取することが推奨されています(厚生労働省、インフルエンザQ&A)。また、日本感染症学会などのインフルエンザワクチン予防接種を推奨する立場の学会(当然製薬業界からの資金提供がある)も、「インフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症を予防する効果がある」としており、よくその根拠として、コクラン(Cochrane Library)のシステマティック・レビューが引用されます(Cochrane Database Syst.Rev.2012.CD004879)。しかし、このレビューでインフルエンザの発症を予防する効果があった、とされているワクチンは残念ながら日本では承認されていないものです(新型の不活化ワクチンや、鼻粘膜に吹き付けるタイプの弱毒生ワクチン)。ただし、これらのワクチンには従来のインフルエンザワクチンよりも強力なアジュバント(Adjuvant)が添加されているために毒性が強く、日本で承認されたとしても推奨できないという現実もあります。詳細は省きますが、ほとんどのワクチンに添加されているアジュバントは、本質的には炎症ゴミになるDAMPs(Damage-associated Molecular Patterns:障害関連分子パターン)であるため、注射された周囲の組織に本来は不必要な炎症を引き起こすのみならず、このような炎症が引き起こされた結果、様々な副作用=有害事象(ギラン・バレー症候群、ナルコレプシー、アナフィラキシー、けいれんなど)が生じることが、多数の論文により示されています(HPVワクチンの副反応被害もこのアジュバントによるものです)。

● インフルエンザワクチンは予防効果がない

 上記のように、ワクチンの安全性もさることながら、実は日本で使用されているワクチンは、鼻や気管支粘膜表面で感染を防止するための免疫を作る働きはなく、インフルエンザウイルス感染を予防する効果は期待できません。現在日本で用いられているワクチンは、インフルエンザウイルスの部品を集めたもので、「スプリットワクチン」や「サブユニットワクチン」と呼ばれます。これらのワクチンを接種した後に体内に産生される抗体は、インフルエンザウイルスが免疫の作用で破壊された時にバラバラになって血中に散らばった成分(ノイラミニダーゼやヘマグルチニン)などの“炎症ゴミ”を処理するための抗体です。つまり、これらのワクチン接種でできる抗体は、「ゴミ処理のための抗体」に過ぎない、ということなのです(実はこれはほとんどの不活化ワクチンで言えることです)。実際にワクチン接種がインフルエンザウイルスの侵入を阻止できないことは、先述の「厚労省Q&A」にも記載されていることです。さらに、疫学的に効果があると結論づけている論文の多くは、後述するように多くのバイアス(交絡因子)がかかっているため、信頼できません。このように、効果もなければ有害な作用すら生み出すワクチンには、いったい何の意味があるというのでしょうか?

● 「重症化を防ぐ」とする説には根拠がない

 我が国では1994年に予防接種法の改定に伴い、インフルエンザワクチンの学童集団接種が行われなくなって以降、1998年まで予防接種者はほとんどゼロに近かったのですが、その期間もインフルエンザ流行の様子は、それまでと大きな変化はありませんでした。しかし、インフルエンザワクチンが売れなくなってしまったため、ワクチンメーカーや学会は、次のインフルエンザワクチンの販売を促進する手段として、「ワクチンはインフルエンザの重症化を防ぎ、入院や死亡を減らすことができる」ということを宣伝し始めました。そして、高齢者のインフルエンザ重症化を防ぐためにワクチン接種が必要とする言説がまことしやかに語られるようになりました。しかし、この根拠としてよく引用される論文(Clin.Infect.Dis.2013:56;1774-1777)は、症例対照研究でしかなく、最も重要な因子である「普段の発熱状態」で補正がなされていないため、データとして信頼できません。また、高齢者の発病を34〜55%防止し、死亡を82%減少させたとする「厚労省Q&A」で引用されている論文(神谷齋「インフルエンザの効果に関する研究」)も、疫学研究では最も質の悪い観察研究に過ぎません。つまり、インフルエンザワクチン予防接種により、「感染の重症化を防ぐことができる」という仮説には、確固たる根拠がない、ということなのです。予防効果も重症化を防ぐこともできず、さらに有害であるインフルエンザワクチン。それでも打ちたいという方は、ご自由にどうぞ、というより他にありません。

● ワクチン接種の効果をみた論文は様々なバイアスがかかっている

 ワクチンを打つ場合の前提を考えてみましょう。ワクチン接種する際に、発熱しているなど身体に異変がある場合、あるいは何か病気を抱えている場合には、誰でもワクチン接種は控えるでしょう。そのような患者背景を無視して、病気の状態でワクチンを打たなかった(打てなかった)人と、健康な状態でワクチンを打った人とを比較した結果を見てもほとんど意味がありません。当然、病気がちでワクチンを打たなかった人の集団の方が(免疫力も低下しているだろうから)、インフルエンザウイルス感染も起こりやすいということが考えられます。逆に、健康な状態でワクチンを打った人は、もともと(ワクチンを打とうが打つまいが)感染症状が起こりにくい(免疫力の高い)人たちであったということが考えられます。すなわち、このような患者集団で比較した場合、健康なワクチン接種群の方が、不健康なワクチン非接種群に比べて感染が起こりにくいため、結果としてワクチン接種の効果が(本当はないのに)、あるかのように見えてしまう、ということなのです。このバイアスのことを「病者除外バイアス(Frailty Exclusion Bias)」と呼びます。実は、インフルエンザワクチンのみならず、多くのワクチン予防接種の疫学的臨床論文で「効果がある」とされている論文の多くが、この病者除外バイアスを考慮しておらず、最終的に結論を誤っています。
 他にも、否定的な結果が出た臨床研究は公表されにくいという「出版バイアス(Publication Bias)」があります。さらに、インフルエンザワクチンの予防接種には効果があるとする過去の論文の多くが、患者の血清抗体価のみを調べ、ワクチン接種後に抗体価が上昇していれば“有効”であると結論づけています。先述した通り、日本で用いられてきたスプリットワクチンにより体内で産生される抗体は、ウイルス成分の残骸を片付ける、ただの「ゴミ処理」のための抗体ですから、その抗体がたくさん作られたからと言って、ウイルス感染が予防できるわけではありません。このように、残念ながらインフルエンザワクチン予防接種の効果をみた論文の多く(予防効果があると結論づけているもの)は様々なバイアスや問題点があり、その結果は信頼に足るものではありません。

● 「前橋レポート」で否定されたワクチンの予防効果

 先述した通り、インフルエンザワクチン予防接種に「効果がある」としている論文の多くはバイアスがかかっており、全く信頼できないわけですが、普段の健康状態とは無関係に、ワクチンを使用した集団とワクチンを使用しなかった集団のインフルエンザ様の発熱に関して比較した大規模調査が、実は過去に我が国で唯一実施されています。この調査は、群馬県前橋市において市と医師会主導の下で行われ、いわゆる「前橋レポート」として専門家の間ではよく知られています(由上修三「ワクチン非接種地域におけるインフルエンザの流行状況」、山本征也「インフルエンザワクチンはなぜ無効か」)。
 1994年に予防接種法で任意接種になるまで、我が国ではインフルエンザのワクチン接種は臨時の定期接種に組み込まれており、日本の全学童に半ば強制的にワクチン接種が行われていました。これはワクチンを学童に集団接種することで、インフルエンザの集団感染を防ぐことができるという仮説(学童防波堤仮説)の下に行われていました。しかし、当時からインフルエンザワクチンの予防接種後に起きた痙攣発作などの副作用報告があり、予防接種の効果にも疑いがかけられていた部分もあったため、1979年の冬に、群馬県前橋市医師会が、独自の判断でインフルエンザの集団予防接種の中止に踏み切りました。ただし、前橋氏医師会は、単に予防接種を中止しただけではありません。中止後のインフルエンザ流行にどのような変化が現れるのか、前橋市とその周囲の5つの市の小・中学校の生徒約7万5千人を対象に、開業医を中心に詳細なデータを集めて解析させたのです。結局数年間に及ぶ調査の結果、延べ10数万人の児童において、ワクチン接種群とワクチン非接種群において、インフルエンザ様の症状を呈した児童の割合を比較したところ、全く差がなかったことがわかりました。さらにこの調査では、地域の医療費や超過死亡率も変化がなかったことが明らかになり、前橋市医師会の判断(予防接種中止)が正しかったことが示されたのです。この調査が公表されたのは1987年のことですが、インフルエンザワクチンの予防効果に関して、この研究を超えるような大規模調査は存在せず、今でも世界で最も信頼できる調査だという専門家もいます。何より、前橋レポートの最大のポイントは、「ワクチンメーカー側の資金提供なく行われた大規模調査で、ワクチンの効果が否定された」という点です。なぜなら、ワクチン研究の多くがワクチンメーカーの資金提供の下で行われており、そのような論文の多くは、ワクチンメーカーの意向(ワクチンは効果がある)に従った結論ありきで研究が進行し、都合の悪い結果が得られた場合、論文として出版されない(=出版バイアス)からです。前橋レポートを「古い論文で、インフルエンザの診断方法や解析方法が信頼できない」と述べたて、批判する専門家が後を絶ちませんが、そのような主張にワクチンメーカー側の意向が働いているのでは、と思わずにはいられません。

● インフルエンザワクチンは打つべきか? 〜まとめ〜

 ここまででも、インフルエンザワクチンは効果がないばかりか有害であることが十分わかっていただけのではないでしょうか?上記以外にもインフルエンザワクチンを打つべきでない理由はいくつもあります。以下に列挙しておきますので、ぜひ参考にしてください

① インフルエンザワクチンに関して、ウイルスのタンパク成分であるヘマグルチニンという分子に対する免疫応答が感染防御の主役と考えられているが、この分子は頻繁に突然変異を起こして抗原性が変化する。そのため、インフルエンザウイルス感染に対する終生免疫が得られるどころか、抗原性が変化したウイルスに対するワクチンの効果は全く期待できない。そればかりか、“免疫原罪(immunological sin)”という機序により、むしろ抗原性を変化させたインフルエンザウイルスに対する免疫力が低下することさえ考えられる。
② 現在日本で使用されているスプリットワクチンは、エーテルなどでウイルス成分を分離したものであり、全粒ワクチン(ウイルスがそのまま入っている)よりも免疫原性が低い。そのため、抗体が作られたとしてもその産生能が低く、抗体の持続期間が短い(2〜3ヶ月)ので、インフルエンザの流行期間を通して防御免疫が持続しない(そもそも防御免疫はつかないが・・・)。
③ 現在使用されている不活化ワクチンの皮下摂取では、感染防御の役割をすると考えられる気道粘膜のIgA抗体誘導や実際に感染が起こったときの細胞性免疫は誘導されない(全ての不活化ワクチンでいえること)。
④ 動物由来の組織培養によるワクチン製造プロセスで、他の種の動物の遺伝子汚染が懸念される。また、ワクチンに添加される免疫賦活剤の中には様々な有害物質(スクワレン・ポリソルベート・ソルビタンなど)が含まれており、ワクチン自体が有害物質となりうる。このような有害物質が複合的に体内に侵入してきた場合の影響についてはまだほとんどはっきりしたことはわかっていない。

 慢性疾患で通院中の患者が多い当院として、インフルエンザワクチンの予防接種に関して特に強調しておきたいことは、「慢性疾患患者にとって、“炎症ゴミ”となるアジュバントやワクチンに含まれている他の成分は、十分疾患の悪化要因となり得る」ということです。これは様々な多角的な研究から科学的・医学的に証明されていることです。

 以上、インフルエンザワクチンを打つべきでない理由について示してきました。最終的な結論として、当院ではインフルエンザワクチンは「百害あって一利なし」と考えております。ぜひ参考にしていただき、最終的に打つかどうか、はご自身で判断していただければと考えています。

 

インフルエンザワクチンは打つべきか?(facebookより転載 2019-11-4)” に対して1件のコメントがあります。

  1. ひろ より:

    素晴らしい情報ありがとうございます。

    新型コロナのワクチンも大変心配しております。

  2. もも より:

    医療従事者であるが為にインフルの予防接種、有害と分かりながらも受けてました。

    今年から、何を言われても自分の意思にと受けない事にしました。

    周りから何故か聞かれますが、お陰様でしっかりと伝えることができます。
    ありがとうございます。

  3. けこた より:

    すごくよくわかりました。
    よくわからずに打っておいた方がいいだろう、と思っている人の方が多いと思います。
    正しい知識が広められない怖い世の中ですね。

  4. shoutak08012000@yahoo.co.jp より:

    昨年妻がインフルエンザのワクチンを摂取し夫である私は打って無い状況で
    二人ともほぼ同時にインフルエンザにかかり私は37,3度の軽症で妻が38、7度
    かかりつけの医師曰く予防接種したことに付いて「関係ない」の一言。
    インフルエンザの予防接種は意味無いと言う私の考え方が正しかったと確信しました。

  5. ふうた より:

    昨冬、友人が2度インフルエンザワクチンを打ち、2度インフルエンザにかかっていましたので、ワクチンには効果ないことに気づきました。
    こちらのページで正しい情報を教えていただいて、それがより納得できました。
    コロナウィルスの流行もあるので、インフルエンザワクチンを打たなくては、と思われている方たちも多いと思います。
    インフルエンザワクチンを受けるより、やはり自己免疫力をアップさせるべきなんですよね。
    こちらのホームページのような正しい情報が広まるといいな、と思います。
    教えていただき、ありがとうございました!

  6. 加藤 巌 より:

    素晴らしいお医者様ですね。普通は患者離れを恐れて、ここまで発言されるお医者様はいません。
    インフルエンザ・ワクチンは打たないで! 母里 啓子 (著)の本を以前から熟読しており、ワクチン接種よりも己の免疫力を高めるのが先だと痛感しております。人様の健康を怯えさせる恫喝紛いの宣伝が官民挙げて推奨されていることに恐怖を覚えます。勇気ある情報をご提供された松本先生を敬愛します。
    誠にありがとうございました。

  7. ニコテス より:

    医療関係者でありながら、インフルエンザワクチンに対し否定的なコメントを話されて凄いなと思います。
    厚労省が言ったことは全て真実というマインドの方が多く、金儲けのためなのに上手く騙されているなというのが正直なところです。

    インフルエンザワクチン以外にも、5種のワクチンから除草剤の主成分『グリホサート』が検出されたり
    厚労省が安全と言っていた子宮頸ガンワクチンで多くの方が後遺症に苦しんでいたり、酷いことは沢山起きているのにワクチンを安易に信じてしまう国民がほんと愚かに思います。
    このままだと、コロナワクチンも安易に打つ人が増えそうで恐ろしいです。

  8. のみ より:

    わたしはインフルエンザのワクチンを打ったその年に必ずインフルエンザにかかってました。この記事を見て改めてワクチンは効果がないということがわかりました。松本先生のような素晴らしいお医者さんに敬礼!

  9. たま より:

    現在58歳ですが、単純に忙しくて、15歳を最後に、インフルエンザのワクチンは受けていませんが、病気にかかったこともありません。大学教員ですので、成人教育もしてましたので、ものすごい数の人たちに会います。どちらかというと体力はない方です。海外勤務の時も、特に勧められた肝炎とかの予防接種も受けたことがありませんが、それでもかかったことはありません。高齢になった今、息子たちから「受けろ!」と言われるのですが、今更受けても、逆に病気になるかもと思っていたので、受けないことを続けていこうという気持ちが、後押しされました。ありがとうございます。

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