根本治療のために知っておくべきこと(2020年7月19日のtwitterより転載)

マジックバレット(魔法の弾丸)は存在しません。病気を治せる薬などこの世に存在しないのです。抗生剤?ワクチン?これらも病気を治すものではありせん。むしろワクチンなどはアジュバントの害などを考えると、「病気を作るもの」と言っても過言ではないかもしれません。

現代医薬やワクチンが病気を治したり、予防したりしてくれると勘違いしてはいけません。結局は病気を治したり予防したりできるのは、自分自身だけなのです。そのためには日々の身体づくりが鍵です。そしてその身体づくりは漢方薬でもできません。真の意味で「根本治療」を目指したければ、自身のライフスタイル全般を改善させることしかないのです。

漢方薬は免疫力を高めたり、身体のバランス(「気・「血」・「水」、ホメオスタシス)を整えたり、いわば「ヘルプ」をしてくれる補助的なものです。ですから、根本治療をする上で最も重要なことは、病院に行くことでもなく、医者に診てもらうことでもなく、薬を飲むことでもありません。ライフスタイル全般を改善することによって、自分自身で自分の身体づくりを徐々にしていくこと。これこそが根本治療にとって必須のことなのです。

再度申しますが、「魔法の弾丸(薬)」は存在しないのです。そして、そのライフスタイルの中でも最も重要なことは、やはり「食」です。直接的に身体づくりに関わってきますので。すなわち、どのような食事を摂っていくべきなのかという課題を一人一人が真剣に考え、取り組むべきなのです。

次に重要なことは「住」です。皆さんがお住まいになられている住環境について、それが健康にどれほど影響を与えているか、皆さんはご存知でしょうか?住宅先進国であるドイツなどでは「バウビオロギー(建築生物学)」という学問が発展しており、人間のような生命体と住宅環境との関係性が日々研究されており、その学問体系によって長年蓄積されたエビデンスが実際の住宅建築にも生かされています。逆に住宅後進国であるここ日本では、そのような学問体系は存在すらしておらず、住宅ビルダーによってはそれまでの「経験」や「勘」に頼った家づくりを未だにしている状況です。つまり、日本では「良い家」の定義さえなく、どのような家づくりをすべきか、ということが住宅ビルダーによって全く異なるというお粗末な状況なのです。ちなみにご存知ない方も多いかと思いますが、日本の一般的な住宅の温熱環境は、イヌイットの即席シェルターである「イグルー」よりも悪いのです。このひどい住環境を改善させることも慢性疾患の根本治療において重要な要素です。このあたりのことも今後詳細にお伝えしていければと思っています。

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