ロシアのウクライナ侵攻と二項対立について(2022年2月24日のtwitterより転載)

皆さんもご存知の通り、ここ1週間ほどはロシアのウクライナ侵攻でマスメディアが賑わっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220301/k10013505781000.html

このことについて、当院の患者からも診察中に「戦争が引き起こされて不安だ」という話がちらほら出てきています。そしてマスメディアから流れてくるより一層不安を掻き立てるような報道に対して、心を乱されている人も少なからずいるようです。

https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/77319

もちろん紛争・戦争が引き起こされ一般市民も実害を被っている、という一点だけを見れば、ロシアの軍事侵攻は“悪”であるという結論にならざるを得ません。一方でロシア側、あるいはウクライナ国内の親ロシア派住民から見れば、この侵攻は正当なものであり、むしろNATO側が“悪”ということになるでしょう。ここではどちらが悪でどちらが正義かというような話はしません(むしろどちら側にも正義はあるでしょうから)。私が強調しておきたいことは、ここでも二項対立の構図が出来上がっているのだということまさにこれは「分断統治(divide & conquer)」の一環であるという見方もできる、ということです。もちろんこれは今のウクライナ侵攻のみならず、これまで(あるいはこれからも?)同様の二項対立の構図の中で世界の流れは(意図的に)形作られてきました。キリスト教・イスラム教の対立然り、資本主義・共産主義の対立然り、財政出動派(MMT論者)・緊縮財政派の対立然り・・・。

もちろん2020年以降世界中を席巻してきたコロナ禍・ワクチン禍でもこのような二項対立の構図が作られてきました。そしてそれは、一般大衆の間に非常に極端な「情報格差」を生み出し、もはや同じ世界・同じ状況に生きていても、見るもの・感じるものが全く異なるという二極化の状態を作り出しています。そしてその意図して形成された二極化の構図の中で、我々一般市民は互いに歪み合い、罵りあい、争い、今回のような紛争や戦争が引き起こされているのです。このことを我々はこれまでの歴史の流れから学び取る必要があると私は強く感じています。すなわち、意図的に対立構造を作り出し、一般大衆同士を争わせることで、自分達一部の支配者層への注目を逸らすことができる。それどころか、世界の方向性・グローバルアジェンダに背くマイナーな人たちを攻撃し排除することができる。支配体制を築く上で、これは素晴らしい効果ですね。

さらにここで私が強調しておきたいこととして、我々が普段接する機会の多いマスメディアからの情報には、相当な偏りがある、ということです。今回のウクライナ情勢に関しても、マスメディアから出てくる情報は、米国NATO側にとって都合の良い情報に偏っている、ということには十分注意が必要です。つまり、私たちは日々マスメディアから与えられる情報によって洗脳され踊らされているのだということをしっかりと理解しておくことが大切です。間違ってもマスメディアからの情報が世界の共通認識であり、常識であるなどとは考えてはいけません。ましてやその情報に踊らされ、心乱され、日々の生活に不安を感じたり、怒りを感じたり、自分が不幸になるような方向に向かうようなことがあってはなりません。そんな状況になるくらいならば、そんな情報はさっさと切り捨てた方が良いし、目に触れないようにすべきだと私は思います。この点に関しては、以下のYouTube動画が非常に参考になると思いますので、興味のある方は一度視聴なさってください。

https://www.youtube.com/watch?v=seuw5JkGx8o&t=898s

この動画主(NORIさんという方です)の主張のように、私も「不幸になるくらいなら何も知らず平和ボケのままで良い」と思っています。そして、今回のウクライナ情勢にしても、色々な情報を知ったところで、結局我々一般人には何もできないのです。余計な情報に惑わされて人生が暗くなるくらいならば、自分にとってマイナスでしかありません。ですから我々は余計なことに囚われず、「今」この瞬間あるがままの自分に集中すべきなのです。家族といる「今」、友人と遊んでいる「今」、恋人と過ごしている「今」、一人でいる「今」。それ以外でもどんな瞬間であろうと、その時間空間の中でそれぞれが最大限集中し、ただ「今」を感じて生きていけば良いのです。私は、それが自分自身の人生を幸福にする最大の秘訣だと思っています。私自身も今を生き抜くことのできる人になりたいと思っていますし、皆さんもマスメディアやSNS界隈から流れてくる情報に一喜一憂することなく、是非とも「今」を生きることにのみ集中していただければと思います。「今」の連続が過去を紡いでいき、「今」の連続が未来へと繋がっていくのですから。

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