【「“生命の本質”から根本治療を考える」シリーズ第二弾:生命を支えるミトコンドリア Part1 ミトコンドリアが進化を決めた!? ~生命進化の原点としての共生進化説~】
ミトコンドリアの「細胞内共生説」を唱えたリン・マーギュリス女史は、ミトコンドリアなどの共生による進化を「共生進化(symbiogenesis)」と名付け、「ネオ・ダーウィニズム」で描かれる進化の構図(遺伝子突然変異+自然選択 → 進化)を徹底批判しました[120]。また進化生物学者ニック・レーンも、ミトコンドリアの獲得・共生こそが、生命の複雑化を可能にした決定的な要因であると指摘しています[118,119]。彼らによれば、生命の進化とは、ネオ・ダーウィニズムが主張するような「遺伝子の突然変異」が原動力となったわけではなく、細胞がエネルギーをどのように獲得し利用するかという仕組みを発達させるためのプロセスだったということです。そしてその中心にあるのが、まさに「ミトコンドリア」だということなのです。
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