【「“生命の本質”から根本治療を考える」シリーズ第二弾:生命を支えるミトコンドリア Part3 ミトコンドリアのエネルギー代謝(主に糖代謝) ~ATPが産生される仕組み~】
私たちが食事から摂取した糖(主にグルコース)は、まず細胞質で解糖系と呼ばれる反応によって分解され、ピルビン酸という物質へと変換されます。その後ピルビン酸はミトコンドリアのTCA回路(クエン酸回路)と呼ばれる代謝経路で段階的に分解され、その過程で電子を運ぶ分子(NADHやFADH₂)が生成されます。これらの分子が、電子をミトコンドリア内膜に存在する電子伝達系へと運びます。電子伝達系では、ミトコンドリア内膜を挟んでプロトン(H⁺)が移動し、膜の両側に電気化学的なエネルギー差、すなわち膜電位(プロトン勾配)が形成されます。この電位差を利用してATP合成酵素がATPを合成する仕組みを「酸化的リン酸化」と呼んでいます
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