「“生命の本質”から根本治療を考える」シリーズ第三弾:免疫とは何か? Part4 免疫=ゴミ掃除システム ~「形態形成維持」という包括的な概念~
免疫を「形態形成維持システム」であると唱えたカンリフ氏は、変性した細胞の残骸などが微生物に豊富な栄養源を提供することに着目し、細胞の残骸などのゴミを迅速に除去できれば、細菌が利用できる栄養基質を減らし、感染を抑えられるのではないかと論じています[325]。また、カンリフ氏は組織の恒常性維持を免疫系の中心的機能として捉えることも提唱しています[326]。これらの考えは、冒頭で述べた“免疫“=“ゴミ掃除”という比喩表現とも極めて整合的です。つまりカンリフ氏は、体内に侵入した微生物(あるいはその残骸)や体内で発生したゴミが、免疫の働きによって適切に処理(=ゴミ掃除)されることで、体内環境を健康で安定した状態に保つことができると考えたわけです。
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